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zoom RSS 情報”蝶;梅雨;佐用豪雨;奥大山;砂丘除草;貝化石;富士冠雪;黄砂煙霧;F黄砂;河合谷S;花粉予想”

<<   作成日時 : 2007/03/23 11:00   >>

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アカボシゴマダラ (I) 

                  新井洸三、2009/09/19、No.1918

 後翅に赤色の環状斑がある大型の蝶(70-85 mm)。

 図鑑には「中国大陸や朝鮮半島に広く分布し日本では奄美諸島のみに分布する珍しい蝶」と紹介されており、また将来絶滅の可能性があるとも・・・・

 しかし最近関東地方における目撃例が頻繁に報告されるようになり、私自身5年ほど前、山中湖の森の中を飛翔するあでやかな姿を目にして夢中で追いかけた記憶がある。昨年から川崎市麻生区でも目にするようになりさして珍しい種とはいえなくなった。

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  [写真:アカボシゴマダラ, Circe, ‘Hestina assimilis shirakii’.
       撮影地:川崎市麻生区、撮影:新井洸三]


アカボシゴマダラ (II) 

                    新井洸三、2009/09/19、No.1919

 地球温暖化説がある一方、蝶マニアが飼育し放蝶しているとの説も流布している。真偽は必ずしも明らかでないが私は後者ではないかと疑っている。つまり前者とすると生息地が徐々に拡大するはずであるが1955年ごろ神奈川県で急に発生したことが根拠のひとつである。
  
 気候変動が原因の場合「何々が箱根を越えて北上している」などといわれる。また、大陸や朝鮮半島の種と奄美諸島の在来種とはゴマダラ模様がわずかに異なるともいわれている( Wikipedia )。残念ながら在来種の写真を持っていないが、図鑑(山渓フィールドブックス (11) 蝶)を参照すると、最近目撃される蝶は模様がやや異なるようにも見える。

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  [写真:アカボシゴマダラ, 撮影地:川崎市麻生区、撮影:新井洸三]

   (筆者:ナチュラリスト、川崎市在住)

  {投稿代行:成瀬廉二。本欄はイタリック字体を使えないので、生物の学名は‘*******’と表示した}


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地球温暖化と生物の分布変化(1);ツマグロヒョウモン 

                  新井 洸三、2009/10/06、No.1930

*ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋), 英名Indian Fritillary,  学名Argyreus hyperbius
翅に豹紋があり、先端(褄)に黒い模様がある蝶の意(大きさ27-38mm)。ただし「褄黒」は雌にのみ見られる。写真左と右がそれぞれ雌、雄。

 
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 図鑑には「本州中部以南に分布する」とあるが、最近は関東地方で頻繁に見られる。・・・と云うより今や地域を代表する存在であり、しばしば地球温暖化と関連付けられる。種の北進の場合、食草の北進が条件となるがツマグロヒョウモンの場合、食草はどこにでもあるスミレ類なのでこの点は問題ない。またパンジーなどの園芸植物をも食害するとの情報もあり、食性に関してはかなり自由度が高い様である。ただし年間の最低気温が重要な要件らしく、南方では幼虫で越冬するが北方(関東地方)では越冬できないという。( 参考資料;Wikipediaなど)


地球温暖化と生物の分布変化(2);

                       新井 洸三、2009/10/06、No.1933

 ツマグロヒョウモン その2; 
 
 ツマグロヒョウモンのメスの褄黒模様は南西諸島から東南アジアにかけて生息するカバマダラに似る。カバマダラは有毒で独特の褄黒模様は野鳥にたいする警戒模様とされる。ツマグロヒョウモンはこれを擬態したといわれる。しかし、関東地方の野鳥はカバマダラの毒性を学習していない筈なので、突然出現したこの蝶の擬態は通用しないのではないだろうか?

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 擬態のお手本となったカバマダラ(正確にはスジグロカバマダラ)の写真を添付する(撮影地 Mumbai)。このチョウ、図鑑に依れば日本では宮古島以南に分布する。

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地球温暖化と生物分布変化

                        新井洸三、2009/10/20、No.1942

ナガサキアゲハ;Papilio memnon

 地球温暖化による昆虫の分布変化を論ずる場合必ずといってよいほど名前が挙げられる大型の蝶(開張;翅を広げた状態の幅=90-120mm)。アゲハやキアゲハの大きさは90mmとされることから相当大型であることが分かる。また、日本産のアゲハ類で唯一尾状突起(いわゆるシッポ)がないので容易に区別できる。

 江戸時代後期シーボルトが長崎で発見し命名したという。

 国内の分布は本州(近畿以西)四国、九州、南西諸島とある(山渓フィールドブックJ)が、ツマグロヒョウモンほどではないにせよ関東地方でしばしば見かけるようになった(Wikipedia)。

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 ナガサキアゲハの写真、基本的には黒が基調ですが光線の具合で緑とも青ともつかぬ不思議な色が出ています。


ナガサキアゲハ その2 

                     新井洸三、2009/10/21、No.1943

 地球温暖化の影響を受けた種としてナガサキアゲハを紹介した。蝶や蛾などでは雌雄の外観が異なるものは珍しくないが、ナガサキアゲハのメスは生息地により外観が大きく異なることでも知られている。写真はオニユリを吸蜜する姿であるが、白色部があることからメスと判定できる。白色部は南に行くにしたがって広がり、本来の生息地八重山諸島では全体が真っ白な固体も珍しくないといわれる。

 
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 ちなみに前回(20日付け投稿)では黒地に青灰色の筋があることからオスと推定される。

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おことわり (再掲) 

                   成瀬廉二、2009/08/02、No.1867

「情報の広場」は、どなたでも投稿し、発言できる掲示板または談話サロンです。

 とはいえ、NPO法人 氷河・雪氷圏環境研究舎が運営するサイトですので、そこで取りあげられる話題は、おのずから、氷河、雪氷圏、環境、雪、氷、およびそれらを包含する「自然」一般、さらにNPO、NGO、教育、研究活動等に多少とも関わりのある内容が望ましい、と考えています。

 しかるに、7月上旬頃から、景山由美子さん、秋山聖子さんと名のる方から、連日のように投稿いただいていますが、その内容は上記キーワードとはほとんど関係がないと判断いたしましたので、書き込みを確認しだい直ちに削除することにしています。
               (2009.7.27) 管理人

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山陰も梅雨明け? 

                    成瀬廉二、2009/08/06、No.1872

 広島地方気象台のホームページに、8月4日付 “梅雨の時期に関するお知らせ”として、「中国地方は8月4日ころに梅雨明けしたと見られます。」と掲載されている。

 蒸し暑いけど一向に夏らしくならない山陰地方はどういうことになっているのだろうかと、鳥取や島根の地方気象台のサイトを見ても特に記載はない。

 そもそも梅雨には定量的な基準を含む定義はないのだから、その“明け”も明瞭な基準がありようはない。だから気象台も「ころに」、「と見られます」と、極めてあいまいに宣言しているのであろう。また、梅雨の入りや明けには、”平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある”そうなので(気象庁による)、いずれ「移り変わり」が終わり本格的な夏になるのだろう。

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[写真:霧の中のブナ林.8月5日、鳥取市河合谷高原.県・市議員と環境系NPO等による開墾地とブナ林の視察(本欄No.1792関連)]

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佐用町の豪雨 

                    成瀬廉二、2009/08/13、No.1878

 去る8月9日、鳥取から近畿方面へ往来する鉄道および自動車道の中間点付近の、兵庫県西部の佐用町において、大雨による洪水等により多数の住民が犠牲および行方不明となった。特に、避難行動中の遭難、という悲惨かつ多くの課題を残した事故であった。

 佐用町アメダスによると、9日の日降水量は326 mm、同日21時頃の一時間降水量は89 mmであった。これらの値が、どの位“異常に多い”のだろうか。

 気象庁の統計資料によると、日降水量の歴代1、2位は奈良県日出山844 mm、三重県尾鷲806 mmで、ランキング20位は597 mmである。この上位には、九州、四国、紀伊などの多雨地域が並んでいる。

 佐用町の従来の第1位は、日降水量が187 mm、時間降水量が57 mmである。以上から、今回の佐用町の豪雨は、日本全体から見ると突出しているわけではないが、佐用町としては過去最高記録の約1.7倍となり、異常な集中豪雨であったと言える。

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     [写真(Paine, Chile; 2007.1.23)は、記事の内容とは関係ありません。]

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奥大山から見る大山 

                     成瀬廉二、2009/08/25、No.1902

 見る方向によって山の形が変わるのは、しごく当たり前のことではある。

 中国地方の最高峰である伯耆大山(ほうきだいせん:1729 m)は独立峰の火山であり、伯耆富士とも呼ばれる。しかし昨日、好天かつ澄んだ空気のもと、富士山とは似ても似つかぬ大山を初めて見ることができた。

 写真は大山の南側の中腹、奥大山から見た大山である。山頂付近は東西に細長い尾根になっているので、大山の西側、とくに伯耆町から見る大山はまさしく富士山のようである。

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砂丘の除草

                   市谷年弘、2009/09/09、No.1914

みなさんは、砂丘が砂防林の影響で、飛砂しなくなり、風紋があまりみられなくなったことをしっているだろうか?

これに、追い打ちをかけるように、そのことで、砂丘以外の外来植物や雑草が、観光にきたひとの足や靴にくっついて、雑草の種がはこばれ、草原化し、砂丘の独特の地形・地質である”風紋”の形成に影響がでてきた。

そこで、鳥取県は、砂丘除草を1990年以降雑草の種ができる前の夏に毎年実施している。

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近年、特に問題になっている植物に北アメリカ原産の”アメリカネナシカズラ”がある。この植物は外来種であるだけでなく、写真のようにタコ糸のように砂丘植物のハマゴウに巻きつき、そこに寄生することで、ハマゴウの栄養をとってしまい、やがては枯らしてしまう,恐ろしい植物である。

このネナシカズラは、ハマゴウの茎に巻きつくため、ネット状なものを除草しても、また再び、ネット状の茎を張る。そうかといって、ハマゴウを傷めずにこの外来植物を取り除くことは不可能である。なので、砂丘の除草する際に、もっとも厄介で、かつ砂丘植物のハマゴウを傷める植物なので、ここで敢えて取り上げました。

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八頭町明辺で貝化石を産出... 

              市谷年弘、2009/09/29、No.1927

みなさんは、鳥取県が意外に化石の宝庫であることを知っているだろうか??

第四紀氷河期のまえの時代の第三紀には、鳥取県東部の一部は海に陥没していたと従来は言われていた。ところが、プレートテクトニクスやアーチテクトニクスなど地殻運動の学説の進歩により、陥没でなく、中国大陸や朝鮮半島から分離して、日本列島が孤島化したことが、日本海のピストン・コアやそれに含まれる微化石から判明してきた。もちろん、中国大陸に由来する植物化石(メタセコイアの発見などもそのひとつであるが・・・)が鳥取県で確認されたこともそのひとつである。

このひとつの化石の産地である八頭町明辺(標高600m)は、1960年代から鳥取博物館会報に論文が発表されて以来、海産の貝化石が報告されるようになってきた。いまでは、この化石の産地は、露頭がオーバーハングしており、気をつけて化石採取しなければいけない状態です。化石採取は、現時点では禁止されてはいないようである。このたび、何十年ぶりに化石採取にいってみて、いくらかの知見を得たので報告する。

その貝化石は、ツノガイ、ウニ、二枚貝、ヒメムシロガイに近縁の種(写真)がある。このうち、ヒメムシロガイは、当時の古環境を推定できる貝化石で、海面下10〜200mの砂泥底に生息していたものであることが、現生のこの貝の生息域から判明した。

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(なお、ハナムシロガイに近縁の種の貝化石は、写真に示すように、白い紙粘土で貝化石の鋳型をとったものと実物標本を写真に載せています。)

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またもや貝化石産出

                    市谷年弘、2009/10/07、No.1934

鳥取県八頭町明辺周辺は、海底地すべりで浅海性の貝と比較的深い海に生息する貝化石が産出することで知られている。

ここの化石の産地でこのたび、深海性の貝の印象化石(貝の身の化石の外側の圧力で押しつけられてできた化石のこと)がほぼ完形(完全なカタチ)で見つかった[写真]。印象化石の場合、紙粘土を押しつけてカタチをとったものを観察して化石鑑定に役立てます。この化石は完形であるため、属名までは判明するんじゃあないか?!と化石の専門家はおっしゃっていました。乞うご期待のほどよろしくお願いします。

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富士山の冠雪 

                   成瀬廉二、2009/10/23、No.1944

 鳥取に転居してからも東京には年に何度か行くことがあるが、富士山を地上から、しかも晴天時に見る機会はめったにない。今週19日、新幹線の車窓から、山頂が新雪に覆われた富士山を見ることができた(写真)。

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 この冠雪は今年の初冠雪なのだろうかと、各地の気象台ほかのHPを調べてみたら、静岡県も山梨県も今年の初冠雪は10月7日、平年は10月1日である。そして、昨(2008)年の初冠雪が8月9日、との記載に気づきびっくりした。これは一体どういうことか。
 
 「富士山では夏でも雪が降る。しかし、これは過ぎた冬の終雪か、これから来る冬の初雪かは微妙な判断となる。気象庁では、その年の山頂での1日の平均気温が1年で最も高い日以前の雪を終雪、以降の雪を初雪と決めている。このため、その年の最高気温がいつでるかによって初雪の記録は変わる。」(山梨日日新聞系列のHPより)

 氷河や極地でも、雪氷学的な年の区切りをいつにとるか、この降雪はどちらの年の雪と見なすか、という問題はよく起こることである。

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黄砂と煙霧 

                     成瀬廉二、2009/10/31、No.1948

 中国内陸やモンゴルの砂漠を起源とする黄砂が、日本列島とくに西日本の日本海側に飛来するのは、春(3月-5月)が多い。しかし、今年の10月19-20日には、福岡、山口、島根の各県にかけて濃い黄砂が見られ、秋としては珍しい現象のため各紙で報道された。鳥取でも、10月21-22日に黄砂が観測され、10月の黄砂としては1967年以降初めてとのことである(鳥取地方気象台からの情報)。

 気象台では目視により黄砂の有る・無しを判定しているので、黄砂が観測されない日でも、中間的状態(薄い黄砂)は必ずあり得るだろうと思っていた。今年6月、鳥取県智頭町の牛臥山(うしぶせやま)へハイクしたとき、頂上(729 m)から見下ろした智頭の街や背景の山がかなり霞んでいた(写真:2009年6月13日)。そのときは黄砂に違いない思い、後日、鳥取地方気象台の調査官に尋ねたところ、同日は鳥取県内では黄砂は観測されておらず、これは煙霧とのことであった。

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 煙霧(haze)とは、風によって巻き上げられた塵、ほこり、煤煙、煙などの乾燥した小さい粒子が大気中に浮遊して視程を低下させている状態のことを言う。6月13日は、鳥取市内の視程はそれ程低くはなかったので、広域におよぶ黄砂現象ではなく、智頭町周辺の局地的な煙霧だったのだろう、とひとまず納得した。

 ところで一昨日(29日)付け南日本新聞ウェブサイトにて、“黄砂?いえ「煙霧」です”という見出しを見つけた。28日、鹿児島市で視界は悪いところで7〜8km程度となり、住民は黄砂かと思ったが、鹿児島地方気象台によると煙霧であった、という記事である。

 黄砂か煙霧かの判定は気象台にお任せするとして、今後もしアジア内陸の乾燥化、砂漠化が進行すると、偏西風の風下にある韓国、日本では黄砂の影響が懸念される。来週11月7日(土)鳥取にて、鳥取大学乾燥地研究センターおよび鳥取県衛生環境研究所の専門家等とともに、フォーラム「黄砂:環境と人への影響」を開催する。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=121303

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フォーラム「黄砂」 

                   成瀬廉二、2009/11/08、No.1956

 フォーラム「黄砂:環境と人への影響」が、昨日(11月7日)鳥取市内において、NPO法人氷河・雪氷圏環境研究舎の主催により開催された。まず、話題提供として、篠田雅人教授(鳥取大学乾燥地研究センター)がモンゴルにおける現地調査にもとづき「黄砂の発生」を、三木文貴所長(鳥取県衛生環境研究所)が同研究所による観測結果を中心に「黄砂の飛来状況と影響」を、大谷眞二副院長(日野病院)が鳥取県とモンゴルにおける症例解析とアンケート調査を踏まえ「黄砂の健康への影響」を発表した。

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 つづいてパネルディスカッションでは、山本ルリコ氏(とっとり環境教育・学習アドバイザー;エコママとっとり)が加わり、質疑応答を含めて議論を行った。主な論点は、放牧が黄砂発生におよぼす影響、有害大気汚染物質の黄砂への付着、海洋への栄養塩供給、地球規模の気候への影響、日本における健康被害、アレルギー疾患との関連、など多岐に亘った。

 議論は稔り多く、今後のモニタリングの継続と研究進展の重要性が指摘され、主催者としては所期の目的を十分達成するイベントになったと思っている。

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  [お知らせ]11月10日〜24日、成瀬は旅行のため研究舎を留守にします。

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黄砂の講演会より 

                      市谷年弘、2009/11/08、No.1955

 黄砂は、現地のひとは、猛吹雪や砂塵となり、ひとも肺や呼吸器系の病気を引き起こす。黄砂がおこるのは、羊などの放牧により、黄砂が露出する面積が大きくなることで起こる。だからこそ、現地のひとは、植物を植えて黄砂が舞い散らないように対策しているそうです。もう気の遠くなるハナシですが。日本では、スギ花粉症と同じ時期に起こるため、黄砂が発生すると、スギ花粉症の症状が悪化するとされております!
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河合谷高原シンポジウム 

                   成瀬廉二、2009/12/13、No.1971

 シンポジウム『河合谷高原の森林復元を考える』
 
 日時:2009年12月12日(土)13:30-17:00
 場所:さざんか会館(鳥取市総合福祉センター) 大会議室
      
プ ロ グ ラ ム

<13:30>
 挨拶・・・・・作野友康(河合谷の会 会長)

(第一部)講演会 <13:35-15:15>

*広葉樹林の生態 :佐野淳之氏(鳥取大学農学部 教授)
*森林の二酸化炭素収支:藤沼康実氏(鳥取環境大学 教授)
       
(第二部)パネルディスカッション  <15:25-16:55>

[パネリスト]
吉岡淳一氏(大山横手道上ブナを育成する会)
下田康生氏(NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部)
野田修氏(鳥取県議会議員)
井上牧雄氏(元鳥取県林業試験場)
佐野淳之氏(鳥取大学農学部)

[コーディネーター] 成瀬廉二(河合谷の会)

〘概 要〙

*河合谷高原開墾(牧場、ダイコン畑)の経緯・・・成瀬
*河合谷と周辺住民とのかかわり(経過)・・・・・野田
*河合谷高原に生息する野鳥の種類と近年の変化・・下田
*河合谷高原に生息するほ乳類相とその動態・・・・井上
*猛禽類(特にイヌワシ)の生息適地・・・・・・・下田
*森林復元にあたって苗木育成、本植え・・・・・・吉岡
*森林の動物害とその防除方法・・・・・・・・・・井上
*森林復元後の管理・・・・・・・・・・・・・・・吉岡
*森林復元における行政との関わり・・・・・・・・野田

{参会者からの質疑、総合討論}

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*コメント・・・・・尾崎かおる
  (鳥取県議会地球温暖化対策特別委員会)

*結語(アピール)・・・・・・・作野友康

 (出席者:瞬間最大 72 +/- 3 名)  

主催:河合谷高原開墾地の森林復元を考える会
後援:鳥取県、鳥取市、鳥取大学、鳥取環境大学、
 新日本海新聞社、朝日新聞鳥取総局、
 毎日新聞鳥取支局、読売新聞鳥取支局
協賛:NPO法人鳥取環境市民会議、広葉樹文化協会

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 シンポジウムに参加して 

                  市谷年弘、2009/12/13、No.1970
 
 第一部には、広葉樹の生態、森林の二酸化炭素収支ということで、大学の先生のご講演がありました。そのなかで、広葉樹の生態では、イチョウは、広葉樹でなく、針葉樹に属することは以外でした。また、森林の起源は熱帯に求められ、低温と乾燥の適応した種が北進していったことや森林破壊は、熱帯林が最初で、北方林が次に破壊されてきたということが印象的だった。河合谷にブナのとも紹介されたが[写真]、講演者は、ナラ林を専門としているので、ナラ林の林床植生や蒜山や大山で火入れをして、植物が復元していることを調査してきたことが紹介された。

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 森林の二酸化炭素収支では、印象的だったお話は、植物が二酸化炭素を吸収しない季節に二酸化炭素が増加するが、いままでの蓄積された二酸化炭素を今度鳩山首相が提唱している25%削減がどの程度実現するか?が課題だということが印象に残った。
 第二部では、パネル・ディスカッションで、いろいろな分野の専門家を招いての講演でした。野鳥の会の専門家は、扇ノ山周辺でブナ林にしかいない野鳥が次第に見られるようになったこと。鳥取県議会議員の方は、はじめブナ林を開墾して、ダイコン栽培を河合谷で始めた経緯ややっぱり生産面で困難があり、大根栽培から撤退したことの紹介がありました。

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南九州へ火山灰を求めての旅 

                    市谷年弘、2009/12/08、No.1967

 みなさんもご存じのように一に、九州が過去も今も火山灰の豊富なところだ!!わたしの学術学会で、わたしも面倒をよくみてくれた大山火山灰の草分け的なひとも、最期は、鹿児島で治らない病の治療をしていたくらい、火山灰を専門に志すひとは、一度は日本では九州への旅にでるくらいだ!!わたしも人生で二度ほど、鹿児島にいったことがある。一度目は、そこそこ成果をあげたが。。二度目は、方向音痴と病気のため、故郷を離れて旅先で入院するはめになった。。三度目・・・来年の日本第四紀学会の巡検でシラスを観にいく予定です。
 その観る火山灰のひとつにシラス台地を形成する入戸火砕流堆積物があります。この火砕流堆積物は、日本を広く降灰させた広域テフラ(広義の火山灰のこと)=約26,000年前の姶良Tn火山灰を発生させたものです(写真:岡山県の珪藻土中の姶良Tn火山灰(黒い泥炭層直上の灰色の地層))。
姶良Tn火山灰は、最終氷期最盛期に鹿児島県の錦江湾の海底にあったカルデラから噴火した火山灰です。
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2010年スギ花粉飛散予想(鳥取県) 

                        市谷年弘、2009/12/31、No.1978

 みなさん、もうすぐで2010年になりますが、来年の春のスギ花粉の飛散量は、どの程度になるかご存じですか?ご存じのかたは、スギの花芽に影響のある今年の夏の平均気温が低く、冷夏であったことから、おそらくスギ花粉の飛散量は、平年より少なめという報道がされていることを知っておられると思います。では、具体的にスギ花粉の飛散量を数値で表してところは少ないと思います。

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 そこで、このたび、以下のMedical Tribune社のURLに投稿したものを改変して投稿したいと思います。
 わたしのスギ花粉調査は、過去7年間の鳥取市でダーラム型採取器で定点観測したデータと2005年から継続して続けている。鳥取県東部のスギ花粉の供給地とされる智頭町におけるスギの花芽調査に基づいています。その結果は、スギの花芽調査が2007〜2008年程度の花芽の着き具合であったことから、その翌年の春のスギ花粉の23〜56個/cu/seasonと見込んでいます。つまり、過去7年間平均値の半数程度ではないかと推定しております。






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