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zoom RSS 情報”初雪;昭雨;13新年;少雪;防セ;白瀬;極輸送;最低気温;PM2.5;中海;砂丘;湖山池;桜”

<<   作成日時 : 2012/12/08 10:00   >>

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  新雪の久松山(2012.12.11)

  鳥取、初雪(12月4日) 

                成瀬廉二、2012/12/08、No.2382

 北日本では所によってはもう充分雪が積もっているので、いまさら「初雪」なんでニュース性に欠けるかもしれない。

 鳥取は、11月下旬から平年に比べて気温が低い日が続いている。12月に入ってから毎日のように、ときどきパラパラかチラチラと、霰か雪が降ってくるのを確認した。しかし、それらが1分以上続くことはなく、道路とか芝生の上に積もることはない。

 こういう状態のとき、初雪がいつになるのだろうかと、鳥取地方気象台のウェブサイトを見てみた。すると、「12月4日、鳥取地方気象台で『初雪』を観測しました。平年より1日早く、昨年より5日早いです」との記事が掲載されていた。気象データを見ると、4日の15時、18時、21時の3回のみ雪降りのマーク(*)が記載されていた。3時間毎の目視観測のとき、雪降りを確認すれば(*)とし、夏が終わってから最初に認められた(*)を初雪としている。なお、積雪深はいずれも「なし」である。

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 写真は、鳥取市内から見た昨日(7日午後)の扇ノ山(おおぎのせん、1310 m)である。
 鳥取地方気象台では、鳥取市の東の扇ノ山と西の鷲峰山(じゅうぼうさん:921 m)の初冠雪を観測し、発表している。それによると、今年の『扇ノ山初冠雪』は11月14日で、平年と同じであった。なお、「初冠雪日」は気象台の屋上から最初に見えた日なので、山の上の「初積雪日」とは異なる。

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   鳥取、初積雪(12月9日) 

                      成瀬廉二、2012/12/10、No.2383

 昨(9)日、昼前から鳥取市内で雪が積もり始めた(写真:12月9日午前、鳥取市東町)。今冬の初積雪である。
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 鳥取市吉方にある鳥取地方気象台の観測データでは、9日20時までは積雪なし、21時から1cmとなり、今日8時には8cmとなっている。

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  南極昭和基地で雨 

                         成瀬廉二、2012/12/30、No.2387

 去る12月24日の新聞各紙に「22日、昭和基地で2004年1月1日以来約9年ぶりに雨が降った」というニュースが報じられた。気象庁のデータによると、昭和基地の日最高気温は20日5.6℃、21日3.9℃、22日4.6℃と暖かい日が続いており、雨が降ってもおかしくない状況だった。

 その記事の中に「基地では雪を前提として降雪量しか観測しておらず、この日の雨量は不明」とあった。昔の昭和基地では雪の観測は不十分だったが、いまは観測設備が整っているので、当然ながら、日本のアメダス並みに自動観測の積雪深計とヒーター付転倒ます型雨量計による雪と雨の観測をやっているものと思っていた。だけど、雨量計には雨も雪も入るので両者の区別が付かず「22日の雨の量は分からない」ということだろうと思った。

 しかし、気象庁のウェブサイトや同「過去の気象データ」を当たってみたら、積雪深の連続観測は1999年から開始しているが、ちょっと意外なことに降水量の観測は現在も行っていないことがわかった。雪を含む降水量は重要な基礎的気象データだが、風の強い南極では、雨量計に捕えられる雪や雨の割合が非常に小さいので、雨量計を設置してもあまり大きな意味はないかもしれない。

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 [写真:44年前(1969年)の昭和基地、高層気象観測のためゾンデの放球] 

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『新年を迎えて』
 
[投稿:2013年1月1日] (通し番号)#2388

 あけましておめでとうございます。
 新年にあたり、皆さまのご多幸と健康、ならびにお仕事、研究などの発展と成功をお祈りいたします。

  * * *

 今年の鳥取の正月は、昨年に続いて雪がない元旦である(写真:久松山と城址と仁風閣、09:00)。2001年以降最近の13年間、元日に積雪ゼロは2003、2004、2007、2012、2013年の5回ある。
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 そこで、今年の冬の寒さや雪はどうなるだろうか。12月25日気象庁発表の長期(3か月)予報によると、この1〜3月の気温は、関東-中部-西日本では「低い」確率が40%、「平年並み」が40%、「高い」が20%となっている。この三つの階級は、過去30年間の気温データを高い順番に並べ1/3ずつに分けたものである。

 さて、これをどう読むか、難しい。「平年に比べて暖かいことはなさそうである」という程度は言えそうである。なお、東北-北海道はそれぞれが30%、40%、30%である。

 一方1〜3月の降雪量は、北陸から山陰地方は「多い」確率が40%、「平年並み」が40%、「少ない」が20%となっている。東北-北海道はそれぞれが40%、30%、30%である。雪の方も、「平年に比べて少ないことはなさそうである」ということのようである。


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『雪が少なかった正月(鳥取)』

        [投稿:2013年1月8日] #2389

 今年の正月の1日から7日まで、鳥取市では3日に雪が12 cm降ったのみで、積雪深は3日 12 cm、4日 12 cm、5日 7 cm、6日 3 cmと推移し、昨7日ゼロとなった。少雪の正月といえるが、Uターン最中の3日の降雪により、東京−鳥取の空路往復8便の内6便が欠航し、帰省客等に支障が生じた。(写真:3日午後、鳥取市内)
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 一方、大山町大山アメダス(標高875 m)では4日に積雪深が1 mに達し、平年値(約60 cm)を大きく超えた。

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『人と防災未来センター』   

 [投稿:2013年1月13日] #2390

 神戸市三宮から電車で一駅の近くにある阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」を見学した(1月12日)。1995年1月17日午前5時46分、明石海峡を震源とする兵庫県南部地震が起こり、神戸市市街地を中心とする阪神および淡路島の一部にて震度7の激震、死者6400人超の甚大な被害が発生した。

 当センターは2002年に兵庫県が設置し、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構が運営を行っている施設であり、阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすことを通じて、地域防災力の向上や減災社会の実現に貢献することをミッションとしている。

 このセンターはいわゆる博物館・科学館の一種でもある。しかし普通とは違って、観覧者は1時間に3回、20分毎にまとめて入館する。いきなりエレベーターで4階に誘導され、震災体験の映像シアターに案内される。そこで、1.17震災の再現映像を7分間見ることになる。ものすごい轟音とともに中層ビルが倒壊し、家屋が押しつぶされ、高速道路が折れ曲がる様子が、非常にリアルなCGで映し出される。「震災は恐ろしい」ということを実感させるためには効果的であろうが、一般市民にここまで恐怖を覚えさせる必要があるのか、といささか疑問を抱く企画である。

 その後、震災後の復興、震災の記憶フロア(写真)、防災・減災体験フロアが続いている。他の博物館や資料館にはないユニークな展示や実験、視聴の構成になっている。
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『「しらせ」接岸断念』

  [投稿:2013年1月15日] #2392

 文部科学省南極地域観測統合推進本部は、1月11日、ウェブサイトに以下のメッセージを掲載した。

 [日本時間1月10日12時、松田「しらせ」艦長及び渡邉第54次南極地域観測隊長は、協議の結果、南極観測船「しらせ」により昭和基地沖まで到達することは極めて困難であるとの判断に至り、昭和基地沖への接岸を断念しました。「しらせ」の現在位置は、昭和基地から北西約18キロメートルにあります。今後「しらせ」 は、輸送に適切な地点まで進んだ後、予定されていた物資輸送について、ヘリコプターによる空輸を行います。現時点では、氷上が水浸しの状態となっており雪上車による氷上輸送は出来ない状況ですが、氷の状態が良くなれば最適な経路を調査し氷上輸送を行うこととしています。]

 接岸できないのはこれで2年連続である。昨年は昭和基地の西北西21 km地点から、氷上輸送で約400トン、空輸で約420トン輸送し、総物資量の64%に達した。今年、もし氷上輸送ができないとすると、相当な支障が予想される。

 本来、「しらせ」はヘリコプター2機を搭載し、好条件の日には朝から夕まで2機が時間差をつけてフル稼働により物資の輸送を行うのだが、昨年と今年は、1機が国内で修理中、さらに予算不足のため代替機を準備することができず、1機態勢である。かなり、厳しい状況と言わざるを得ない。

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 [写真:オングル島の昭和基地に接岸したときの先代「しらせ」(1992年12月、澤柿教伸撮影)]


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『南極、輸送完了』

  [投稿:2013年 2月 21日] #2398


 南極観測船二代目「しらせ」は、昭和基地まで18 km地点で接岸を断念し、ヘリコプターによる空輸を開始することにしたが(本欄1月23日付、No.2392)、その後どうなったかニュース等の報道がなく気になっていた。

 しかし、文部科学省は2月1日、以下の報道発表を公表した。それによると、第54次隊の越冬成立に必要な物資671トンの輸送が完了した。これは、輸送予定量1082トン(JMSDFのHPによる)の62%となり、昨年の64%と同等である。

 なお、「進め!しらせ」のサイトによると、「しらせ」は2月17日には定着氷を出て、21日現在は外洋の南緯66度付近を航行中である。

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 [写真:先代「しらせ」を離艦するヘリコプター(1992年12月、澤柿教伸撮影)]


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『予報最低気温が前日最高気温より高い怪?』

 [投稿:2013年 1月23日] #2393

 今日から鳥取も本格的な冬らしい冷たい風が吹き、時おり雪が舞っているが、昨日までの数日間は暖かい日が続いていた。

 21日(月)夜(21時前)のNHKローカル放送の天気予報にて、女性アナウンサーが「鳥取の明日の最低気温は、今日の最高気温より高い見込みです」のようなことを言った。とっさに、「えっ? そんなことあるの?」と思ったが、どういう状況ならあり得るかどうかは、酒を飲みながら考えるような問題ではないので、翌日に持ち越した。

 まず、1日の区切りを深夜0時にとろうがどの時刻にとろうが、データが連続している限り「A日の最高気温より(A+1)日の最低気温の方が高い」ということはあり得ない。しかし、もし1時間ごとの間欠的なデータだったら起こり得る。

 これが私の最初の結論だったのだが、少し後に改めて考えたところ、物理的にはあり得ることが分かった。それは、2日間にわたって気温が単調に増加し続けたときである。そうすると、A日24時00分の気温TはA日の最高になり、(A+1)日00時00分01秒の気温はTより高く、かつ(A+1)日の最低気温である。しかし、これは実際の自然現象としてはほとんどあり得ないことである。

 さて、22日朝刊「日本海新聞」の天気欄では、鳥取県東部の22日の予想最低気温は9℃、前日の最高気温値は8.1℃とあった。まさに、最低気温の方が高く、テレビの解説と同じであった。(ただし、22日朝刊「朝日新聞」では、予想最低気温が5℃と大きく異なっている。その原因は、いまのところ不明である。)

 ここで、トリックと言うか、疑念を産む原因は、「新聞に掲載する(前日の)最高気温は0時から15時まで、最低気温は前日21時から9時までのデータ」(天気欄に注記)にある。24時まで待ったら朝刊の原稿が間に合わないから、便宜的にそうしているのであろうし、ふつうの場合はこれで不都合はない。
もう一つ、気象庁の「天気予報」では、“朝の最低気温”と“日中の最高気温”を予想し発表していることがある。

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 では、実際の気温変化はどうだったのかを、図に示す(気象庁公表の鳥取「1時間ごとの気温」グラフを筆者が加工、編集)。図と気象庁発表データを見ると、21日13:20に8.1℃の極大値を示した後、やや温度が低下し、17時頃から南−南東の風によりグングン気温が上昇し、22日未明02:16に10.6℃に達し、これが同日の最高気温になった。そして、07:50に極小値7.8℃を示した後、気温が上がって下がって、夜20:23に5.7℃という同日の最低気温を記録した。

 以上、たいへん込み入った記事になってしまったが、結論は以下のようになる。
 *前日の最高気温は“15時までの”、予報の最低気温は“朝の”とすれば、8.1℃と9℃なので、NHKアナウンサーの発言は正しい。
 *“朝の最低気温”は7.8℃だったので、前日最高気温よりは高くはならなかった(予報が外れた)。
 *ふつうの意味の日最高、日最低とすると、前日の最高気温は10.1℃(24:00)、当日の最低気温は5.7℃(20:23)であったので、最低が最高を上回る、ということはなかった。
 
 いずれにしろ、おもしろい、珍しい2日間だった。


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『黄砂とPM2.5』 

   [投稿:2013年2月7日] #2395

 PM(ピーエム)2.5とは、中国にて最近急速に問題となっている大気汚染物質の内、粒径が2.5マイクロメーター(0.0025 mm)以下の微小な粒子状物質(particulate matter)のことを指す。

 この場合の粒径は、粒子の直径とか物理的に測定される長さではなく、空気を吸引して粒子状物質を捕集する際、粒子の慣性から計算により求められる空気力学径である。そして、PM2.5は捕集効率が50%となる空気力学径が2.5マイクロメーターの粒子のことであり、2.5マイクロm以下の粒子が多数を占めるが、2.5マイクロm以上の粒子も含む。同様に,PM10は捕集効率が50%となる空気力学径が10マイクロmの粒子のことである。国際的な環境基準では、このPM10とPM2.5が使われている(以上、国立環境研究所ニュースを参考)。

 日本の環境基本法では、PM2.5は1立方メートルあたり35マイクログラムを基準値としているが、環境省の観測では、福岡市で平均53マイクロg(1月31日)、大阪府枚方市で64マイクロg(同月13日)を記録した。基準値の2倍に近い。

 ところで、この5日の間に二回、鳥取大学乾燥地研究センター主催の「黄砂」に関する公開講演会と、学内の「黄砂」セミナーに参加した。これらでは、黄砂の発生メカニズムや健康への影響が報告されるとともに、気象庁気象研究所の「黄砂予報モデル」の開発者と数値モデル運用担当者による招待講演があった。いずれの集会でも、主テーマの黄砂とは少し外れるが、中国で発生している大気汚染物質への関心が高く、多くの質問が発せられた。

 私は、浮遊する汚染物質は、黄砂とは粒径が異なるので、拡散の仕方や、海を越えて飛来する経路などが大きく違うのだろうと思っていた。しかし、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠や黄土地帯から舞い上がる黄砂粒子のうち、比較的大きな粒子(例えば、粒径10マイクロm以上)は重力によって速やかに砂漠付近に落下している。一方、小さな粒子(粒径、数マイクロm以下)は上空2000 m〜5000 mに上がり、偏西風に乗って日本列島へ飛来する。そして、日本で観測される黄砂粒子は1マイクロから10マイクロmまで幅広い範囲におよぶ。

 すなわち、PM2.5は黄砂粒子の小さい部類と同等である。気象庁の黄砂予測モデルは、粒径0.1マイクロ〜10マイクロmの黄砂を10段階に分割して、黄砂濃度の空間分布などを予測している。つまり、PM2.5の飛来予測をも行っていることになる。実際に、PM2.5は黄砂とともに飛来したり、黄砂粒子に付着して降下することも多いらしい。いずれにしろ、PM2.5は、今までもこれからも日本列島にもたくさん飛来し、地上に降って来ることは避けられない。

 PM2.5などの大気汚染物質の発生源は分かっている。その抑止対策は技術的には確立している。中国での発生量は膨大なので、すべて解決することは容易ではないだろうが、速やかに対策に着手することが望まれる。

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 [写真]鳥取大学乾燥地研究センターのアリドドーム(Arid Land Dome:乾燥地のシミュレーション実験を行う人工環境制御施設)

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『黄砂とPM2.5(続)』

 [投稿:2013年3月9日]  #2401

 昨日および今日、鳥取市では晴れてはいるが、空がどんよりし、遠景の山が霞んで見えている。写真は本日12:30、鳥取城址二の丸から市街および西を望む。
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 鳥取県水・大気環境課のウェブサイトにて、鳥取保健所局(鳥取市江津)におけるPM2.5の測定結果が公表されている。それによると、以下の通りである。

 昨日(7日)の1日平均値:33.8マイクログラム/立方メートル
 本日(9日)8時〜9時の1時間平均値:50マイクログラム/立方メートル
 同12時: 72マイクログラム/立方メートル

 とうとう「注意喚起基準」に迫る値となった。先ほど(13時過ぎ)、市(?)の広報車が、注意情報をアナウンスしながら走って行った。


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『中海の大根島』

  [投稿:2013年2月14日]   #2396

 鳥取県と島根県との県境に中海(なかうみ)という日本で5番目の面積(86.2平方km)の湖があり、境港と美保関との間の水路で日本海につながっているので、塩分濃度は海水の約半分の汽水湖である。

 その湖の中央付近に面積5.15平方kmの大根島という島がある。約20万年〜12万年前の火山活動により形成された島であり、島の名前は大根とは関係がなく、古くは「たく島」、「たこ島」と呼ばれていたという。以前から、ボタンなどの花卉(かき)や薬用ニンジンの栽培が盛んな離島であり、行商など、人の往来は舟のみだった。

 去る12日、出雲方面からの帰途、大根島に立ち寄った。フェリーか橋で島に“渡る”という感じではなく、写真の様に、県道を走っている積りがいつの間にか島に到着してしまう。これは、中海干拓事業の一環として造られた「堤防道路」というものである。

 日本の高度経済成長期にて、国土開発計画が盛んな頃の1963年に開始された『国営中海土地改良事業』は、中海の約1/4を干拓によって農地等に造成し、残りを農業用水確保のために淡水化するというものだった。はなはだ無茶と言えるほど大きな開発計画だったが、その後、さまざまな理由により干拓事業そのものは中止となっている。

 「堤防道路」は、大根島西端と松江市、島東端と江島、江島と美保関が結ばれ、さらに江島と境港間には大橋が建設された。つまり、大根島は三方向から陸路で連結され、もはや孤島ではなく、4、5月のボタン最盛期には多くの観光客で賑わう。

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 [写真]松江市側から見た堤防道路、その先が大根島。きわめて平坦な島で最高点の標高は42 m。遠景は島根半島の美保関周辺。

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『縄文時代の洞窟住居』

 [投稿:2013年2月19日] #2397

 大根島−江島から堤防道路を通って美保関町に入り、中海と日本海を結ぶ境水道沿いの国道を走っているとき、「・・・・洞窟住居・・」の看板が目にとまり、直ちに空き地に車を止めて見に行った。

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 そこは、国指定史跡「権現山洞窟住居跡」と表示されており、海食洞(かいしょくどう)である(写真)。入口幅8- 9 m、奥行3-4 mの洞窟の中から、縄文時代後期〜晩期の土器や骨格器、および炭や貝殻なども見つかっており、当時の住居跡と考えられている(美保関町)。

 この洞窟は、現在は標高5 m付近にあるが、縄文時代に海水面が高かったときには海岸に面しており、波により侵食されてできたものと思われる。ふつうは、「縄文時代の住居跡」というと、竪穴住居跡の「穴」があるだけだが、ここは「跡」ではなく、まさに「昔の住居」である。

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『砂丘と大山』

 [投稿:2013年3月15日] #2402

 今日の天気予報は、「終日降水確率ゼロ、晴れ、最高気温14度」と春の始まりを告げるかのようであった。朝、窓から空を見たら、見えている範囲では快晴、しかも黄砂や汚染物質の飛散はなさそうで、空は青々としていた。

 昼近くなって、雪を頂く大山の写真を撮ろうと、鳥取砂丘へ行った。鳥取市中心部から西南西65 kmの伯耆大山(ほうきだいせん:1729 m)は、天気が良く、空気が澄んでいるときは、市内のところどころから見える。とくに、1月から4月頃までは、雪におおわれた雄姿を見せる。

 砂丘から大山の全容は見えたが、全般に薄いもやがかかり、期待したような写真を撮ることはできなかった(写真:12:00、砂丘展望台下から)。
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『湖山池の環境変化(1)』

  [投稿:2013年 2月 1日]  #2394

 鳥取市の北西部にある湖山池は、周囲の長さ18 km、面積6.8 平方kmあり、「池」と称する中では日本最大の湖である。この湖は、数千年前の縄文時代以降、日本海の内湾や、川で海とつながる汽水湖や、あるいは孤立した淡水湖として、複雑な経緯をたどってきた。

 この湖山池の変遷は、昔は自然の変動によるものだったが、50年前の1963年頃からはさまざまな目的による人為的な工事や操作によるものである。

 近年、淡水湖に近かった湖山池ではアオコの発生やヒシ大量繁茂が目立ち、水質も悪化してきたため、鳥取県と鳥取市はこれを改善するという目的で、昨(2012)年3月から、湖山川の水門を開放し、海水の流入を促す対策を実施した。その結果、湖山池の環境はどう変化してきたか、今後本欄にて、不定期に、ときどき紹介したい。

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 写真:湖山池(2013.1.31).左が青島、対岸に鳥取大学キャンパス等、その向こうが鳥取空港と日本海.

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『湖山池の環境変化(続)』

 [投稿:2013年 3月29日] #2404

 昨(2012)年3月、海へつながる湖山川の水門を開放して以来、湖山池の塩分は徐々に増加し続けた。湖山池の南岸、青島大橋付近における塩化物イオン濃度の測定結果(鳥取市公式ウェブサイトより)では、5月0.26%、8月0.57%、11月0.72%と、海水(1.9%)の1/3以上の濃度となった。

 その後、海の水位が湖山池より高い時には水門を閉じ、低い時には水門を開ける操作を行った結果、本年1月、2月は0.44〜0.48%で推移している。その結果、ヒシやアオコは著しく減少したが、水質の悪さの指標であるCOD(化学的酸素要求量)、全窒素、全リンのいずれも過去5年間の平均値とあまり変わらないか、値が高くなっている(水質悪化)。

 さらに、高塩分化の影響と思われるが、湖底に生息するカラスガイ(鳥取県レッドデータブック絶滅危惧I類)をはじめとするイシガイ類や各種の淡水生物がいま絶滅の危機にさらされている。

 明日3月30日(土)13:15〜16:45、「これからの湖山池の姿を考える」フォーラム=水門開放で塩分濃度急上昇!湖山池はどう変わったのか?=を、鳥取市のとりぎん文化会館にて開催する。

 ところで、3月8日、湖山池にアザラシが一頭現れ、県は「コヤマみどりちゃん」と名づけ、市は「特別住民票」交付し、公式ウェブサイトに特別ページを設けるなど、鳥取市長および関係者ははしゃぎすぎ、大変恥ずかしいことである。アザラシ(ワモンアザラシという)は、湖に迷い込んで、出口が見つからないだけであろう。湖山池は、食べもの(魚)とか、塩分環境とか、水温とか、アザラシにとって暮らしやすい場所であるはずはないと思う。

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 写真:薄氷が張った湖山池(2013.1.31、09:00)

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『鳥取、さくら満開』

 [投稿:2013年 3月31日] #2405

 鳥取市久松公園のさくらの標本木が、3月29日満開となった(鳥取地方気象台発表)。平年(4月7日)より9日早い満開である。写真は3月28日の久松公園。
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 『鳥取、さくら満開(続)』

 [投稿:2013年4月4日] #2407

 鳥取市の久松公園では、3月29日に桜の標本木は満開となったが、同公園全体としては3月30日〜4月2日あたりが満開、見頃であったように思う。今日(4日)は、30日以来5日振りの好天になったが、昨日の風と雨で花びらはやや散り、満開の峠は越えた感じである(写真: 4日、08時、城址二の丸から.非掲載)。
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 気象庁発表のさくら開花日と満開日を、昨年、今年、平年と比べると以下の様になる。

 ------- 開花日、満開日
 2012年:4月 3日、4月10日
 2013年:3月20日、3月29日
 平年 :3月31日、4月7日

 昨年は平年より多少遅く、今年は著しく早い。この早咲きは、これから夏に向かって異常気象の予兆ではないことを切に願うところである。

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『鳥取、さくら散り始め』

  [投稿:2013年 4月 6日]  #2409

 快晴、おだやかな暖かい一日だった昨日(4月5日)、久松公園のさくらは最後の見頃だった(写真: 5日午後)。
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 今日と明日は、雨、荒れ模様の天気予報である。例年、3月下旬から4月中旬まで、土日を3回はさむ20日間弱、鳥取城址に向かう進入路に屋台が約20軒並び人出で賑わうが、今年は満開直前の3月28日(木)頃から4月5日(金)までの短い花見の期間となってしまった。今日明日、行楽を予定していた人たちはお気の毒なことである。





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