富士;10年気温;11新年;大雪;雪重;厳寒;智頭;雪祭;根雪;大山雪崩;雪観察

雪化粧の富士山                   2010/11/29、No.2104
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 10日前のことだが、19日朝9時頃、東京の新宿付近から、上半分が雪化粧した富士山がとてもきれいに見えた。高層ビルの合間からなので、普通のハンディデジカメでは写真にならないので撮るのはあきらめた。この時、東京の気象台では快晴、視程50キロメートル(これは、ほぼ最大)であった。
 翌日20日朝9時頃、静岡県富士宮市から富士山を近くに見た(写真)。

 これは富士山の南南西斜面である。昨日新宿から見た富士山より、雪化粧が薄く、すごくきれい、というほどではなかった。この相違は、新宿から見た東北東斜面とこの南南西斜面とでは雪の積もり方が違うことと、晴れ/快晴が1日経過したので新雪がやや融けたためであろう。

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今年の日本と世界の気温

 成瀬廉二、2010/12/28、No.2112

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 日本列島各地から雪による被害や混乱のニュースが報じられている。当地鳥取市内では、12月9日に初雪(ひょうを含む)があったが、今日現在、雪が積もるまでには至っていない。写真は、若桜町氷ノ山つく米(つくよね)の棚田(標高 650-750 m付近:日本棚田百選の一つ)の昨日(12.26)の光景である。
 さて、今日は公官庁一般の御用納め。当NPOにはそういうけじめはないが、この機会に今年の日本と世界の気温を振り返ってみよう。気象庁は先週21日、「2010年の世界と日本の年平均気温について」という”速報”を報道用に公表した。今年はまだ10日も残っており、統計データに速報はあり得ないが、終わっていない部分は”見込み”として発表した。その”速報”と気象庁の公開資料にもとづくと、今年(2010年)の気温の傾向は以下1)-4)の通りである。
日本(中小都市17地点平均)の夏(6~8月)の平均気温は過去(113年間)最高.
2)世界(陸域3900地点および海面水温の平均)の夏(6~8月)の平均気温は過去(120年間)1998年に次いで第2位タイ(2009年と同温度).
日本の年平均気温は過去(113年間)第4位タイとなる見込み.
4)世界の年平均気温は過去(120年間)1998年に次いで第2位となる見込み.
 今年の夏が著しい猛暑だったことは、みな身体と頭に染みつき簡単には忘れることはないだろう。一般に、日本の夏が暑いときはヨーロッパが冷夏だったり、南半球が厳寒の冬となることも多いのだが、今年の6~8月は世界中で、陸も海も暑かった。興味深いことである。
 過去、日本の年平均気温が高かった順にあげると、1990年、2004年、1998年、2007年となる。一方、世界の年平均気温は1960年代から急上昇を始め、1998年に最高値となった後、やや低下傾向を示していた。それがまた、盛り返したことになる。なお、世界の陸域のみの年平均気温は過去最高となる見込みである。
 今年の冬は寒いのだろうか? 来夏はまた猛暑なのだろうか?

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新年を迎えて  

                     成瀬廉二、2011/01/01、No.2113

 あけましておめでとうございます。
 2011年も、皆さまにとって健やかで実り多い年となることを祈願いたします。

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 今年の正月も、4年連続、鳥取は雪の元旦です(写真:鳥取市久松公園)。09:00現在、積雪深は65 cm(私的観測による)、2000年2月の67 cm以来、11年振りの大雪です。
 昨日(31日)、08:00は積雪ゼロ、その後雪は一休みもすることなく降り続き、夕方には2005/06年豪雪時の46 cmに達しました。鳥取空港発の早朝1便のみ平常運行でしたが、その他の出発3便、到着4便はすべて欠航となり、列車もかなりダイヤが乱れ、大晦日に帰省する人々に大きな影響を与えました。
 さて、NPO法人氷河・雪氷圏環境研究舎のウェブ辞典『氷河・雪氷圏辞典』は、第4版に30項目を追加して181項目に、写真(または図)37点を新たに挿入し182景となり、昨日(12月31日)、5th Editionがひとまず完成しました。調べ物のためのみではなく、読み物、写真集としても楽しんでいただければ、ウェブ辞典編集主幹として幸せに思います。
 本年も、本サイトへの寄稿をも含め、どうぞよろしくお願いいたします。

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山陰地方、記録的な大雪 

                        成瀬廉二、2011/01/04、No.2114

 正月3日の各紙1面トップに、「山陰地方、記録的な大雪」の主旨の見出しが踊った。鳥取は久しぶりの大雪には違いないが、"記録的"とするのは言い過ぎじゃないか、と思った。しかし、この表現を使ったのは一紙だけではなかったので、なぜ"記録的"なのかを調べてみた。
 鳥取県内には気象台、測候所、アメダス観測所などが計16箇所あるが、その内積雪深を(超音波式により)自動計測している地点は6地点である。鳥取県と島根県の主な積雪観測点における、今回の大雪の最大積雪深は以下の通りである(気象庁資料より)。いずれも、1月1日早朝に最高値となった。
 鳥取市54 cm、智頭町18 cm、倉吉市58 cm、米子市89 cm、境市72 cm、松江市56 cm。鳥取は2000年以来11年振りの大雪だが、観測開始以来の10傑には遠く及ばない。倉吉は史上3番目、境は4番目、松江は5番目、大山町大山(標高875 m:豪円山スキー場付近)は209 cmだが史上10傑には入らない。
 ところが米子のみが、過去の最大積雪深80 cm(1963年2月4日)を更新したのである。この大雪による道路、鉄道の混乱および災害は、鳥取県中部の倉吉から西の米子・松江にかけて多発した。つまり、多雪地ではないため雪対策システムが十分完備していない地域に、短時間に集中的に降雪に見舞われたのである。特に、その時刻が大晦日から元旦にかけてであったため、大勢の人が自動車や列車内で年を越すことを余儀なくされた、という生活面への影響が大きいものとなった。

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[写真:2011.1.1, 09時、鳥取市内]

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雪の重み 

                     成瀬廉二、2011/01/11、No.2117

 北陸や東北地方の従来の豪雪災害では、交通マヒ、物流の停滞、スリップ、落雪、転落などによるものが多かったが、今年の正月の山陰地方では、“雪の重み”に起因する被害が相次いだ。
 大晦日午後、山陰線御来屋付近で、雪の重みで倒れた樹木が線路をふさぎ、それをきっかけとして特急列車等が立ち往生し、同線は翌日まで不通となった。元日、米子-境港間の道路防風林のクロマツ等300本が倒れ、通行止めとなった。また、ビニールハウスや畜舎の損壊が多発するとともに、米子市では送電鉄塔3基が倒壊した。
 山陰地方の湿った雪は、樹木や地物に付着しやすく、着雪や冠雪は枝や幹の太さ以上に大きく成長し得る。さらに湿雪の密度は、北海道などの乾いた新雪に比べ2倍から4倍程度大きいので、見かけよりもずっと重い(写真参照)。

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 今回の豪雪で特徴的なことだが、鳥取・島根両県で計480隻の小型漁船やプレジャーボートが転覆または沈没した(1/7、日本海新聞)。たとえば、長さ5m、平均幅2mのボート(定員6名)に均一に1mの雪が積もり、密度を300kg/m3と仮定すると、雪の総重量は約3トンとなる。これは、満載排水トン(定員+荷物)を大きく超える。
 不均質に雪が積もれば、はるかに少ない積雪でも船は容易に傾くことが考えられる。雪は結構重いのである。
[写真:2011.1.1、鳥取城跡堀端]

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厳寒の北海道 

                      成瀬廉二、2011/01/14、No.2119

 北大にて開催された『氷河変動と流動機構』に関する研究集会に出席のため、10日~13日、札幌へ滞在した。5年振りの真冬の北海道であった。
 日中の最高気温がマイナス5度以下(12日、札幌)はかなり寒いが、暖かい室から戸外へ出た瞬間、ピリリと身が締まる寒さは悪くはない。
 家屋の形や樹木の種類が違うので、北海道の雪景色は山陰のそれとは趣が大分異なる。暇をつくって、市内、郊外で雪上の散歩を楽しんだ(写真:札幌、中島公園.1.11)。

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 市街地では、交差点の横断歩道の圧雪が自動車のタイヤで磨かれた”つるつる路面”になっており、そこで転ばない歩き方(歩幅を小さく、靴底を軽く雪氷面に置く、ピッチ歩法:[注])を思い出し、無事、3日間無転倒で終えた。
[注] 着地した脚に荷重がかかったとき、靴底が滑ると大きく転倒しやすい。氷と氷の摩擦係数は、低速度(約1m/秒以下)の場合、速度とともに低下する(前野「氷の科学」)。すなわち、一寸でも滑ると、ますます滑りやすくなる。したがって、着地の際、雪氷面に及ぼす接線方向の力が極力小さくなるよう、地面になるべく垂直に踏み下ろすのが良い。そうすると必然的にストライドが小さくなり、速度を落とさないためには、ピッチを上げる必要がある。

Re: 厳寒の北海道 

                   成瀬廉二、2011/01/16、No.2120

[追記]
 転倒を非常に警戒していたのだが、実を言うと、滞在中、著しく良く滑る”つるつる路面”には出くわさなかった(写真:札幌中心街、2011.1.12)。その原因として、以下の点が考えられる。
ときどき降雪があった。

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2) 場所によっては、雪氷路面の上に砂が薄く散布されていた。これは、滑り防止には非常に有効である。ただし、消雪後、路上の清掃に手間がかかる。
3) 場所によっては、雪氷路面の上に凍結防止剤(融雪剤、解氷剤など:成分不明だが、塩化カルシウム/塩化ナトリウム/有機化合物?)が散布され、サクサクの雪となっていた。この状態はかなり滑りにくいが、乾いた砂浜を歩くようで、速歩には苦労する。

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智頭の雪です 

                小林志穂理、2011/01/21、No.2121

こんにちは^^
庭の林の森のhttp://www14.ocn.ne.jp/~niwano/の小林です。
智頭の雪の写真をアップしてほしいと伺いました。
3日ほど前の写真ですがよかったらみてください。
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Re:智頭の雪です 

                 成瀬廉二、2011/01/22、No.2122

 小林志穂理さん、写真ありがとうございます。
 しかし、読者の皆さんは、なぜ智頭か、智頭の雪がどうしたのだろうか、と疑問に思われることでしょう。このいきさつをちょっとご説明しましょう。
 今回の大晦日-元旦の山陰豪雪は、鳥取県西部の米子-境港が非常に多く、鳥取県東部では、鳥取市内(地方気象台)で1日朝の積雪深54cm、一方鳥取市の南、内陸へ30kmの智頭町(AMeDAS:標高182m)では1日朝18cmでした。つまり、典型的な里雪(さとゆき)型でした。
 ところが、最近、「智頭はすごく雪が多い」ということを、『庭の林の森の』というお花屋さんの小林さんから聞き、写真をアップしてくれないかな、と間接的に頼んだことに応えて下さったものです。
 小林さんの写真は17日頃でしょうか。17日の積雪深は、智頭町87cm、鳥取市内33cmでした。今度は、内陸に多く降ったようです[山雪(やまゆき)型に近い]。
 私の写真は、20日夕の智頭町郊外です。17日に比べ、大分雪が融けていました。

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智頭宿雪まつり 

成瀬 廉二、2011/02/09、No.2125

 雪祭りの老舗、さっぽろ雪まつりが今週から始まった。日本各地でも冬のイベントとして、冬まつり(祭り)、雪まつり、氷まつり、・・・フェスティバル等が開催されている。 (るるぶ.com)が、全国の「雪・冬祭り」を紹介しているが、その中から「雪まつり(祭り)」を拾ってみたら各県の件数は次の通りであった。北海道1、秋田県1、岩手県1、山形県1、福島県2、新潟県4、長野県1、静岡県1、鳥取県2。 鳥取県の2つは、鳥取市佐治町の「星の降る国の雪まつり」と智頭町の「智頭宿雪まつり」である。日本の最南端は、浜名湖弁天島付近の「ウィンターフェスタ-雪まつり-」に譲ったが、最西端は鳥取の2件である。その内、智頭の方が僅かに南だが、佐治の方が僅かに西である。 写真は、宿場町智頭の雪まつりである(2011年2月5日)。古い家並みの小路に数多くの雪灯籠がともされた。雪灯籠は、小さなバケツに雪を入れ、軽く押しつぶしてから中央の雪をかき出し、逆さにして雪面に置き、1箇所入り口を開け、そこからローソクを入れて中央部に立てて出来あがる。北大の大学院生方式のスノーランタン(和製英語)は、これとほぼ同様であるが、ふわふわの新雪で作るので、入り口は作らず、ローソクの明かりは雪を透過して、うっすらと辺りを照らす。

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             成瀬 廉二、2011/02/09、No.2126 

 前記事の写真は、街灯と室内からもれた明かりで雪灯籠の外観が照らされており、提燈の雰囲気が出ていなかったので、あらためて雪灯籠を掲載する。 この雪灯籠は、積もってから数日以上経過した古いざらめ雪で作られているので、雪を透過する光は弱く、入り口からもれる光が周囲を明るくしている。

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鳥取、根雪に 

 成瀬廉二、2011/02/01、No.2124

 積雪寒冷地に住む人にとっては、「根雪に」という標題に、「何を今さら」と思われるかも知れない。降り積もってから雪解けの時期まで、長い期間消えることのない積雪を一般に根雪(ねゆき)と言う。したがって、冬の初めに雪が降ったとき、「これは根雪になるかしら」等と使う。根雪かどうかは、しばらく日数が経たないと分からない。

 これでは定義が曖昧なので、気象庁では、「積雪の継続期間が30日以上」となったものを「長期積雪」と呼んでおり、これが根雪に相当する。

 今冬の鳥取は、気象台の観測によると、12月31日から積雪が始まり、途中消えることがなく、昨(31)日は53 cmであり、積雪の継続期間が32日を超えた。したがって、「年末に降った雪は根雪になった」のである。鳥取としては、しょっちゅうあることではない。

 過去の豪雪年では、1983年12月24日~84年3月13日まで81日間、積雪ゼロでない日が継続した。83年12月26日の積雪深95 cmは、鳥取の観測史上第3番目である。

  
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             [写真:仁風閣、2011年1月31日]

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奥大山スキー場の雪崩 

              成瀬廉二、2011/01/27、No.2123

 昨(2010)年12月31日昼過ぎ、鳥取県江府町の奥大山スキー場で雪崩が発生し、スキー場のパトロール員4人が生き埋めとなり、全員死亡した。一般に雪崩事故が発生した場合、山奥で入山が難しい場合を除いて、雪や雪崩の研究者が現地へ向かい雪崩の調査を行うことが多い。これは、当事者や関係者から依頼されることもあるが、多くの場合、雪崩の事例を集め雪崩予測や災害防止に役立たせるため、研究者が自主的に行う。

 しかし、今回の雪崩では、31日午後から正月2日いっぱいまで、JRも国道も大雪のため不通または大混乱で、仮に誰かが調査に向かおうとしたとしても、3日か4日位までは身動きがとれなかったことと思われる。その後、同スキー場を管理する江府町が、雪崩対策と山岳遭難防止を目的としているNPO法人ACT(長野県)に依頼し、12日、元村幸時理事長と会員の和泉薫氏(新潟大学教授)が現地調査を行った。その調査報告書が完成したのかどうかは知らないが、まだ公表されていない。

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 そこで、現在入手し得る限りの情報とデータをもとにこの雪崩の概要をまとめてみよう。奥大山スキー場は中国地方の最高峰・大山(1729m)の南東5km付近にある。標高770mから990mにかけて2本のリフトがある。写真は下部の第一リフト乗り場付近のスキー場、遠景の山は大山南壁(2009.8.24)。上部の第二リフトの終点から3本のスキーコースがあり、その中央が女良谷(めらだに)コースであり、平均斜度18度(国土地理院25000分の一地図より)、中級スキーヤーには程好い沢状のゲレンデである。

 竹内敏朗江府町長の『奥大山スキー場災害のお詫びと事故報告』によると、「女良谷コース頂上部において、まず、午後0時40分頃、北側に小さな雪くずれがあり」、「次に最終確認作業のため、圧雪車を配置し作業打合せを終えた時、午後1時5分頃、突然南側からの雪崩れが発生し、パトロール員4名が巻き込まれました」というものである。この付近は、全般的に南向き斜面なので、2回目の本物の雪崩が「南側からの」は分かり難いが、「女良谷上部のピーク(標高1201m)の南側斜面からの」の意味だろうと解釈する。この斜面は、平均斜度31度のかなりの急斜面である。ACTの調査の結果、「雪崩は滑走コースの上部にある林の奥から発生し、約400メートルに及ぶ大規模なものだったことが分かった」(ASAHI.COM、1月13日)。

 最寄の気象観測所は、大山の反対側、約8km離れた大山AMeDAS(標高875m)である。同所の積雪深データによると、12月31日07時(積雪深66cm)から雪が降り始め、13時までの6時間に53cmの新雪が積もり、積雪深が119cmとなった。女良谷上部の急斜面に、50cm以上の新雪が短時間に積もり、雪崩が発生し易い条件となったと思われる。

 現地調査を行った和泉氏は「発生源斜面は風背急斜面で、そこに雪庇や吹き溜まりが発達し、それが崩落して雪崩となったと思われます」、「発生時、積雪中に弱層はあったかもしれませんが、.....激しい降雪で積雪が急増する際に発生する典型的な新雪表層雪崩なのではないかと考えています」と語っていた(私的eメール)。

 スキー場のコース内での雪崩遭難、しかも発生源はその上部の樹林の中、というかなり特殊な雪崩事故のようであるが、どこにでも起こり得るとも考えられ、今後の雪崩災害対策のため調査報告書の公表が待たれるところである。

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大山「雪の観察会」 

                成瀬廉二、2011/02/14、No.2127

 昨(13)日、大山町大山寺付近の下山キャンプ場(標高750 m)にて、「雪の観察会」を実施した。主催は、国立・国定公園などの自然公園を維持管理している(財)自然公園財団(鳥取支部)、ならびにその所管庁の環境省(米子自然環境事務所)、およびNPO法人氷河の3者であった。

 前日、中国地方各地では暴風雨・風雪模様の荒れた天気で、当日朝も米子市内で積雪があり、参加者のキャンセルが心配された。しかし、取り消しは若干名のみで、米子市、松江市、大山町などから関係者を含めて総勢24名が参加した。その内、6名は山岳会員、その他の一般参加者も大半は自分のスノーシュー(洋式輪かんじき:写真にて靴底に付けている物)を持参していたので、雪山や自然散策を愛好する中高年のグループと思われた。なお、去る12月31日、奥大山スキー場にて雪崩遭難事故があったので、雪崩に関心の深い参加者が多かった。

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 今冬は、例年に比べて積雪が多く、観察サイトの積雪深は2.2 m、気温マイナス3.5度であった。幅5 m、奥行き2 mにわたり地面までの穴を掘り(写真)、雪の層、雪質、雪温、雪の密度、雪のかたさ等の測定実習を行い、雪崩危険度予知の弱層テストを行った。

 十分な量の積雪と、新雪、しまり雪、ざらめ雪の3種類の雪が見られ、積雪観察の条件としては申し分なかったのだが、2 m下層の雪は硬く穴を掘るのが大変だった一方、雪穴に一度に入れる人数が3,4名程度なので、受講者全員がじっくり観察する、というわけには行かなかった。来年以降は、インストラクターの陣容を検討しようと思う。



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