シイ、イチョウ、梅、桜、カキツバタ、ハマナス、森林公園

シイの巨木       [投稿:2013年 6月23日] #2430
 鳥取県中部の琴浦町に「シイの巨木」があることを聞き、先週末琴浦方面へ行ったついでに、琴浦町南部の春日神社の神木シイを見てきた。

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 写真のスダジイは全貌が写っていないが、樹高15 m、胸高太さ(周囲)11.4 m、さらに枝張りが東西30 m、南北22 m(琴浦町教育委員会)と驚くほど横に大きい巨木である。樹齢は推定千年を越すと言われている。

 シイ(椎)は、ブナ科クリ亜科シイ属の常緑の高木であり、日本には2種が自生し、その一つがスダジイである。

 この春日神社のスダシイは、1937年に国の天然記念物に指定され「伯耆の大シイ」と命名された。1989年には環境庁の調査により、島根県八雲村のスダジイとともに日本一のシイと認定され、1990年には「新日本銘木百選」に指定されている(琴浦町)。とっとり文化財ナビによると、「老木が多いが、この大シイは樹勢もよい」とのことである。

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琴浦町の大イチョウ

 [投稿:2013年 7月 1日] #2434

 琴浦町の「シイの巨木」(本欄No.2430)から2、3 km離れた琴浦町別宮に「転法輪寺(てんぽうりんじ)の大イチョウ」がある。シイ巨木は国指定に対し、大イチョウは鳥取県指定の天然記念物で、格は落ちるがついでに見に行ってきた(6月21日)。

 寺の境内に自生する樹高29.19 mのイチョウである(琴浦町HP)。目通り幹囲(周囲)5.8 m、枝張りは東西19 m、南北17.5 m(「案内板」鳥取県教育委員会)で、大シイよりひと回り細いが背が高い(写真)。
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 鳥取県の天然記念物は、最上格の特別天然記念物が2件(オオサンショウウオ、大山のダイセンキャラボク純林)、国指定天然記念物は17件、県指定天然記念物は53件(内、植物45件)で、この大イチョウは45件の1つである。

 地元では、秋このイチョウの落葉が終ると初雪が降るので、季節を知らせる木として親しまれている(とっとり文化財ナビ)、とのことである。イチョウに限らず季節の変化を知る景観はたくさんあるが、なによりも、巨樹全体が黄色で包まれる11月は、遠望しても見上げてもさぞや圧巻だろうと思う。

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  梅、見ごろ 
             投稿日:2014/03/26、No.62

 昨(25)日、東京都内で桜(ソメイヨシノ)が開花し、高知市では満開になったことを気象庁が確認した。山陰地方は東京より2,3日遅れ、桜の開花は27日か28日らしい(ウェザーマップ、24日発表)。

 一方梅は、早咲きや遅咲きなど種類がたくさんあるので、一概に開花とか満開とかは言えない。鳥取市内では、3月上旬から下旬にかけて梅の見ごろとなっている。

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 写真は、鳥取市東町の梅の古木である(3月23日)。梅の幹は、根本から上部まで内部は朽ち果て、半割りの樹皮だけが残っている。その樹皮も支えがないと倒れてしまう状態だが、途中から若い枝が伸び、その先に見事に花が咲いた。完全に枯れたように見えた梅の木だが、水分と養分の通り道である導管は健在だったのだろう。

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    さくら開花(鳥取
                      投稿日:2014/03/29、No.64

 鳥取市内久松公園のさくら(ソメイヨシノ)が開花したと、一昨日(27日)鳥取地方気象台が発表した。写真の右側の樹が気象台の標本木であり、確かに花が5~6輪以上開いている(28日午後)。鳥取の開花日は、昨年より7日遅く、平年より4日早い。
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 開花日は、それ以前の気温が高ければ早く、低ければ遅い、ということはよく知られている。開花日の予報のために、さまざまな解析が行われ、気温の平均値や積算気温等を用いた経験式が提唱され、気象予報会社はこれらをもとに独自の予測式にしたがい開花日や満開日を予想している。

 本格的な解析をする積もりはないが、冬季間の気温とどんな関係があるのか、ちょっとだけ調べてみた。2009~2014年の6年間の鳥取のデータの限りにおいては、やはりと言うか、さくら開花日は直前の3月の気温に比較的大きな影響を受けている、という傾向が認められた。

 すなわち、開花日が3月20日、22日と早かった2013年と2009年の3月の平均気温はそれぞれ9.4℃、8.2℃と高く、開花日が4月2日、3日と遅かった2011年と2012年の3月の平均気温は5.7℃、6.9℃と低く、開花日がそれらの間の3月25日、27日だった2010年と2014年の3月の平均気温は8.0℃、7.9℃(暫定値)であった。


さくら開花(鳥取)[補足] 
                         投稿日:2014/03/30、No.66

 前報では3月平均気温との関係を述べたが、これだと開花日が3月20日~27日だった4か年は開花後の気温を含めているので、科学的には意味がない。そこで、3月上旬・中旬の平均気温(Tm)をとると最後の段落は次のようになる。

 すなわち、開花日が3月20日、22日と早かった2013年と2009年のTmはそれぞれ9.6℃、8.8℃と高く、開花日が4月2日、3日と遅かった2011年と2012年のTmは5.4℃、6.3℃と低く、開花日がそれらの間の3月25日、27日だった2010年と2014年のTmは8.7℃、6.7であった。

 データが6年分と少ないのでどちらが相関が良いとかは言えないが、前報とほぼ同じように、開花日と気温との間に良い関係が認められた。実際は、花芽が成長し始める頃からの気温の経過が開花時期を決めているのだろうけど、直前の何日間の気温の影響が強い、ということが窺える。
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                      [写真:久松公園(3月28日)]


さくら満開(鳥取)
                          投稿日:2014/04/03、No.67

 鳥取市内のさくらの名所である久松公園および袋川土手とも、昨日(4月2日)さくらが満開になった。著しく早かった昨(2013)年よりは4日遅いが、平年(4月7日)よりは5日も早い。
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 写真は、袋(ふくろ)川の桜土手である(4月2日午後)。

(一級河川千代川水系)袋川は、鳥取市東端の扇ノ山(雨滝周辺)を源流とし、鳥取市街を通って千代川に合流する。このうち鳥取市街を流れる部分は、江戸時代に掘削され、荷客船の往来など市民生活に欠かせない川であった。しかし、江戸、明治、大正時代にたび重なる袋川増水により市街地が洪水に見舞われ、1934年に新しい川が市街地を通らず真っ直ぐ千代川下流まで開削されて開通した。

 この新しい川が「袋川」、古くからの川が「旧袋川」として河川指定されたが、市街地を流れる部分は歴史的な袋川と呼ぶべきである、との地域住民を中心とした市民運動が高まり、2006年から、「旧袋川」が「袋川」に、「袋川」が「新袋川」という名称に戻ることになった。


さくら見ごろ終盤
                             投稿日:2014/04/07、No.68

 関東、東海から西日本では、おそらく花見の最後の日曜日になるかもしれない昨日(6日)、あいにく各地で小雨、強風の荒れ模様となった。

 早くも6日に「散り始め」(mapple観光ガイド)となった東京では、ときどき雨、最高気温13.4℃、最大瞬間風速17.8 m/sであり、満開で見ごろの鳥取でも、ときどき雨、最高気温10.5℃、最大瞬間風速12.4 m/s(気象台)で、のんびり酒食の宴を広げる雰囲気ではなかったようだ。

 鳥取では開花(3月27日)から昨(6)日までの間に雨が降らなかった良い天気の日は27、28、31、1、2日の5日間のみで、2回の土日はいずれも雨と、行楽には不運な天気経過となった。

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 写真は、鳥取城跡への進入路、両側には22店の屋台が並ぶ(4月6日夕方)。日曜日なのに閑散としていたが、夕方近くになってから晴れたので花見客で多少賑わってきた。

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カキツバタ見ごろ
                            投稿日:2014/05/14、No.78

 幼児期に3年ほど暮らした我がふるさと岩美町の花はカキツバタである。岩美町には、唐川(からかわ、標高約400 m)と牧谷(まきたに、標高5 m)にカキツバタ群落(国の天然記念物と鳥取県自然環境保全区域)があるため、2004年に町の花として制定された。
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 牧谷のカキツバタは、5月中旬から下旬にかけて咲きほこる。写真(5月11日)は、濃い紫色の花の見ごろが始まった牧谷又助池(またすけいけ)のカキツバタ群落である。

 「いずれあやめかかきつばた」(優劣のつけ難い美女が多く並ぶことのたとえ<岩波国語辞典>。どちらもすぐれていて、選択に迷うことのたとえ<故事ことわざ辞典>)ということわざがあるが、アヤメ(菖蒲)もカキツバタ(杜若)もアヤメ科アヤメ属の多年草だそうなので、素人には見分けがつかないのも当然かもしれない。しかし、アヤメは排水の良い草原に、カキツバタは湿原に生育するので(加茂花菖蒲園のサイト)、これならば間違えることはない。

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ハマナス自生の最南地
                            投稿日:2014/05/19、No.79

 アリューシャン列島から北海道にかけて寒冷地の海岸砂地に生育する、バラ科の落葉低木の植物、ハマナス自生の南限地が鳥取県にある。一つは大山町松河原の海岸、もう一つは鳥取砂丘の西の端の白兎(はくと)海岸である。

 北海道では’県’花となっているハマナスは、オホーツク海岸から石狩にかけてどこでも見かけるありふれた花だが、鳥取県の群落はハマナス自生の最南地であり、学術上も貴重なため1922年に国の天然記念物に指定された。

 写真は、ハマナスの花が見ごろとなった鳥取市白兎の自生地(2014年5月18日)、その向こうが国道9号線を隔てて白兎海岸。
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岡山、千軒平登山
                             投稿日:2014/06/17、No.84

 岡山県立森林公園(鏡野町)内の千軒平(せんげんだいら)に14日登ってきた。平とは言っても標高1090 mの立派な山だが(写真)、公園管理センター前の駐車場が標高840 mなので、高度差250 mの軽い登山である。トレール周辺の森林はブナ、ミズナラ、ネマガリダケ、天然スギ等が主体であった。
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 森林公園と称する施設は、国や地方自治体や民間の管理するものなど、日本全国に数多くある。それらは、野外レクリエーション、自然体験学習、生物観察、森林浴、ハイキング等の場として利用されている。

 面積で最大級の公園は、おそらく道立自然公園野幌森林公園の2053ヘクタールであろう。国営武蔵丘陵森林公園は304 ha、鳥取県立森林公園とっとり出会いの森は70 ha、鳥取市安蔵森林公園は5 haである。

 これらと比較すると、岡山県立森林公園は334 haで大きい部類の公園である。ここは遊具やレクリエーション施設があるわけではなく、自然散策やハイキングに重点が置かれている。同森林公園の北および西端、鳥取県との境界には、標高1100 m前後の山が4つ並んでおり、公園ガイド書のコースタイムを合計すると5時間半ですべて縦走できる。


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