三段峡、とびしま海道、孫三瓶山、レンズ雲、沼津、博物館で写真

三段峡ハイキング                        投稿日:2017/12/01、No.408
 11月5日、広島市の北西約50 km、島根県との県境に近い安芸太田町の三段峡へ向かった。広島県では、県北東部の帝釈峡と並び渓谷美を争い、優れた景勝地との位置づけであった。紅葉の盛りの中、ハイキングを目的とした。

 三段峡の観光リーフレット等では、散策案内がポンチ絵入りで紹介されている。全長約15 kmの渓流に沿って、様々な名がついた岩、滝、淵、瀬、堰などの特徴や見どころが解説されているが、どこをどう歩いたら良いのか、初めての者は戸惑う。

 そこで最も無難なやり方として、渓谷最下流の「三段峡正面口」に車を置き、上流に向かって1時間半歩いて同じ道を引き返すことにした。これなら、車に戻る時刻がかなり正しく読める。
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 結局、3.5 kmを往復したが、遊歩道は峡谷を高巻いたり(写真)、水辺に下りたりしながらも、全行程、木またはコンクリートで足場と手摺がほぼ抜かりなく整備された立派なものだった。

 三段峡入口付近の店で、『特別名勝「6峡」』と題するパンフレットを見かけた。そこには、奥入瀬渓流、上高地、黒部峡谷など著名な渓谷を含む6峡の一つとして三段峡が載せられていた。

 初めは、三段峡が勝手に名乗っているのかな、と思った。しかし調べてみたら、事情は以下の通りだった。

 国は,記念物(文化財)のうち重要なものを,史跡,名勝,天然記念物の3種類に分けて指定し,これらの保護を図っている。そのうち特に重要なものは,それぞれに「特別」がつけられている。特別名勝は現在36件あり、その内「峡谷・渓流の部」は6件、三段峡は1953年に指定された。

 確かに三段峡には様々な形態の峡谷や渓流があり、変化に富んでいる。水量が少ない秋の終わりの季節だったが、雪解け期ならさぞ迫力があることだろう。


とびしま海道
投稿日:2017/11/26、No.406

 広島の南極OB会に出席する前後、3日間ほど広島県および周辺を観光した。今回は全行程、自分の車による旅行とした。11月3日、鳥取から智頭-奈義-津山-美咲-総社-福山とすべて一般道を通って尾道まで。

 翌日、呉市の南端から安芸灘大橋(有料道路)を渡り、下蒲刈島へ。そこからは一般道で、上蒲刈島、豊島、大崎下島(以上、呉市)を経て、岡村島(愛媛県今治市)まで橋で結ばれている(写真の左から右へ)。

 このルートは、「庭園の飛び石のよう」ということで「とびしま海道」の愛称がつけられ、地元では観光に力を入れている。積極的な勧誘もあって、サイクリストやライダーも多い(写真)。
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 同じ広島県尾道から、向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島を通って今治へ達する「しまなみ海道」は、本州と四国を結ぶ有料道路3本の一つである。

 とびしま海道内の最大の島、上蒲刈島(19平方km)の「恵みの丘」にはハーブ工房があるがハーブ苑は今は季節ではない。どの島でも、斜面の中腹にミカン農園が多く見られ、早生みかんの出荷が始まった頃であった。

 同海道の東の端の大崎下島(人口2572人、2010年現在)東側の御手洗地区は、江戸時代より風待ち、潮待ちの天然の良港とされ、当時の宿、茶屋、商家、家屋が連なる町並みが良く保存されている。

 いくつかの地点を見学、見物した後、岡村島入ったところで引き返し、4日夕方までに広島市内に到着した。


孫三瓶山 登山
投稿日:2017/12/06、No.409

 島根県の中央部に三瓶山(さんべさん)という火山がある。最後の噴火は約4000年前なので比較的新しい火山である。

 近年は火口からの噴気や噴煙はなく、活動は静かなので、以前は休火山と呼ばれていたが、2003年に火山噴火予知連絡会が「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山は、活火山である」と定義を見直したため、今は活火山の分類に属する。

 三瓶山の火口湖を囲んで主峰の男三瓶山(1126 m)から時計回りに女三瓶山(957 m)、太平山(854 m)、孫三瓶山(907 m)、子三瓶山(961 m)の5つの峰が連なっている。このうち女三瓶山には、2年前にスキー場のリフトを利用して散歩の延長のような感じで登った。

 今回(11月6日)は、観光パンフレット(三瓶山広域ツーリズム振興協議会)に「三瓶温泉から孫三瓶山山頂へ登るルート(山頂まで約40分)」と紹介されていたので、標高差(400 m以上)で「40分」は信じられなかったが、孫三瓶山へ軽登山に向かった。

 登山道はよく整備され平易だが、樹林の中をひたすら上る。結局ゆっくり歩いて、上り70分だった。これはごく普通の自然探索者にとっては軽登山の範疇を超えるので、表題から「軽」をとった。
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 写真は、頂上から見た(左)子三瓶山、(右)男三瓶山である。

 後日インターネットで上記協議会のサイトを見たら、「三瓶温泉から孫三瓶山山頂へ登るルート(山頂まで約60分)」となっていた。「60分」なら妥当である。パンフレットが誤りだった、ということだろう。


富士山のレンズ雲
投稿日:2017/12/11、No.410

 一週間ほど前(12月3日)静岡県に私用で行ったとき、沼津から御殿場へ向かう電車の車窓から、レンズ雲がかかった富士山がきれいに見えた。初め(09時02分)はレンズが4層ほど重なった雲(写真)だったが、20分後には2層のレンズに変化した。
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 レンズ雲とは凸レンズのような形をした雲で、山の頂上を覆うと、笠雲とも言う。笠雲は遠くから見ているとほとんど動かないので、山にへばりついているように感ずる。しかし、笠雲は強風時に形成されるので、雲が風に吹き飛ばされないはずはない。

 実際は、湿った空気が山に当たり上昇すると冷却し、頂上の風上側に雲ができる。一方、山の風下側は下降気流となり、昇温し、雲は消える。すなわち、笠雲の中の雲粒や空気は常に入れ替わっているのである(写真の左が風上)。

 富士山には笠雲がよく形成されることが知られている。本や写真ではしばしば見たことがあるが、自分で写真を撮ったのは今回が初めてのような気がする。

 地元では「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」との天気俚諺があり、実際、笠雲がかかったあとの天気は、24時間後までに雨となる確率は70~75%だそうである(国交省富士砂防事務所)。つまり、低気圧や前線が接近し、暖かい湿った空気が入ってくると笠雲は発生するので、天気は下り坂を示している。

 しかしながら、その日(3日)は、10時30分頃には笠雲が消え、その後終日快晴となった。上記の俚諺が外れる25~30%に該当したようだ。

 この状況は、前日(2日)の雲の多い天気が好天に向かう途中で笠雲が形成し、そののち消滅したという、発生(認識)確率は小さいが、俚諺とは反対の天気変化だったことになる。


沼津港展望水門
投稿日:2017/12/16、No.411

 沼津駅から30分ほど海に向かって歩くと、沼津港へ着く。港の魚市場や飲食店街の海側、すなわち内港の入り口に大きな水門がある(写真:12月2日16時40分)。
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 これは、沼津港大型展望水門「びゅうお」と名付けられ、津波から内港およびその付近の50 ha、9,000人を守るために作られた水門である。津波をシャットアウトする扉は、幅40 m、 高さ9.3 mと日本最大級である(沼津市観光WEB)。

 遠くない将来発生すると予測されている東海地震では、沼津市は、津波の高さを最大約10 m、平均約7 mと想定している。最大の津波が来ると、この水門を少し越流することになる。

 2011年の東日本大震災発生時には、岩手県普代村の普代川に来襲した津波が高さ15 m余の大型水門を2 mほど乗り越えたが、水門自体は決壊せず、流域の住民に大きな被害は発生しなかった。こういう事例もあるので、想定の範囲内の最大規模の津波なら、災害は最小限に抑えられるのだろう。

 水門両側の四角柱建物(機械室)の高さは地上約30 mあり、両建物とそれをつなぐ渡り廊下は、全体が展望回廊となっており、北には富士山、南アルプスを望み、南は駿河湾と、360度の眺望を楽しめる市営の観光施設ともなっている。

 なお、「びゅうお」はview(眺め、景色)から来ていることはすぐ分かったが、「お」は何かと思ったら、一般公募により魚「うお」から命名されたそうである。


博物館で写真撮影 
                     投稿日:2017/10/10、No.395
 日本の博物館や、美術館、資料館などでは、「写真撮影禁止」の掲示またはマークを見かけることが少なくない。

 その理由は、一般には明示されていないが、諸々の情報から推測すると、a)フラッシュ等により美術品や古資料の劣化が進む、b)著作権の問題、らしい。

 a)照明器具の使用制限は当然である。
 b)写真を撮って著作権を侵害するような行為は、あり得ることかもしれないが、普通はほとんどないのではなかろうか。

 私は旅先で1、2時間ほど余裕があれば、野や街を散策するか、あるいは博物館などがあれば訪れることも多い。そして館内では、禁止でなければ写真を数ショット撮る。その目的は、1)個人的な写真アルバム(何かに使うこともあり)、2)解説文など(後日ゆっくり読むことがある)、3)旅の記録(日記代わり)、である。

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 添付の写真は、世界で最も多くの人に観賞されたと言われる婦人肖像画の前である(ルーヴル美術館、2012年9月)。このように、外国では写真撮影を禁止しないことが一般的である。

 国立民族学博物館の案内リーフレットには、「本館展示は、個人使用のための写真・ビデオ撮影は自由です。ただし、三脚(一脚)、自撮り棒や照明スタンドは使用できません」と記載されている。これが望ましい対応だ。

 文芸評論家の斎藤美奈子氏は新聞のコラムで以下の様に述べていた。
「撮影を希望する人を迷惑な客と思っているなら話は逆だ。彼らがブログやSNSに写真を載せるのは興味を持ったからだし、それらを目にしたからこそ人は“行ってみたい”と考える。・・・文化財は国民の共有財産。撮影希望者は博物館の敵ではない。いちばんの味方なのだ。」
 的を射た指摘である。

   

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