『南極の自然』へ高校生所感;2019新年;砂丘オアシス;砂美術館

 本(2018)年10月、鳥取の県立高校にて『南極の自然と越冬隊の活動』と題して講演を行った。1年から3年までの全校生徒583名と教職員等の計600名ほどが体育館に集まった。

 大学の講義では、大教室の場合でも100名以下、また私たちのような中小規模のNPO法人が主催するシンポジウムや講演会では、40人が集まればまずは目標クリア、80人を超えると大入りの感じである。

 体育館の前半分に、横30席、縦20列くらいに、整然とパイプ椅子が並べられていた。私にとってはめったに経験しないことだが、600人の聴衆は、壇上から見るとコンパクトにまとまっており、とくに違和感はなかった。

 準備の段階で、パワーポイントのスライドは、込み入った図を避け、文字は努めてキーワードのみとした。正味70分の講演だが、生徒達の学年が3つに及んでいるし、興味の対象も多様と思われたので、さまざまなトピックスを科学的な正確性を損なわない範囲で、できるだけ簡潔に、次々に話を展開させた。

 講演後、生徒たちは教室へ戻り、A4用紙1枚に感想文を書いた。その中から、担当の先生が32人のレポートを選び、コピーを送ってくださった。その高校生達の文章から、多数の意見あるいは印象的な所感を、以下に3つのテーマについて転載しよう。

「南極ってきくと、雪は何mも降るイメージがあったけど、実は20~30cmしか降らないのは意外すぎました。また、積もった雪のはかり方も原始的でおもしろかったです。」
「竹竿で積雪量をはかっているというのも、アナログで驚きました。」
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      雪面から竹竿の高さを物差しで測る(1973年).

「(地球が温暖化しても)南極の氷は簡単には融けず、融けても海に近い部分だけということに驚きました。温暖化による影響で、雪がたくさん降り、氷床が厚くなることで、海面は低下。氷山が多く生産されると海面は上昇。そうなることで+-0なのかなと思いましたが、まだ解明できていない部分がたくさんあり........」
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    南大洋を漂流する氷山.氷床から氷山が流れ出るときに海面を上昇させる.

「水の調達を雪や氷河からしているということにおどろきました。初期のころは、水の使用量が非常に限られていたり、通信手段がモールス信号であるなどとても不便な生活だったのだろうと思います。」
「基地の今と昔の違いにもびっくりしました。トイレやお風呂、建物の数や通信方法など、すごく進化していたので女性でも行けるというのに納得しました。」
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       水つくりのため氷山から氷の採取(1993年).

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新年を迎えて 

                  投稿日:2019/01/02、No.497

 あけましておめでとうございます。

 本年も、皆さま健やかで、実り多き年となるようお祈りいたします。

 鳥取市の今冬期は、12月9日に初積雪(1 cm)、28日(積雪深)1 cm、30日4 cmを記録したが(鳥取気象台)、元旦は積雪なし、終日穏やかな好天気だった。(写真:久松山、1月1日10:30)。
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砂丘オアシス成長 
                 投稿日:2019/01/05、No.498

 鳥取砂丘は、1月3日、好天のもと帰省客や観光客で賑わっていた(写真:3日14時)。
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 馬の背(手前の尾根)の麓のオアシス(池)はかなり大きく成長していた。昨年の10月、11月、鳥取は雨が少なかったが、12月の月間降水量は228 mmで平年値194 mmより多かった。

 その影響で砂丘の地中からの湧水が増え、オアシスが拡大に向かったのだろう。

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砂の美術館(北欧編) 
        投稿日:2019/02/04、No.507

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 昨年4月から開催されていた砂の美術館「北欧編」の展示が、去る1月上旬をもって終了した(写真:1月3日)。

 2018年度(第11期)の総入場者数は45万人で(鳥取市による)、美術館の建物が完成した2012年度(第5期)から2018年度(第11期)まで各年40万~55万人なので、およそその中央値に近い。

 入場者の内訳は分からないが、半数以上は国内外から砂丘への観光とセットの来館だろう。

 砂の美術館の展示作品は、砂と水のみで作られており、骨組みは使わないことにしているので、木、金属、石、陶器の彫刻のように、多様な造形はない。

 第5期以降、毎年、イギリス編、東南アジア編、ロシア編、ドイツ編、南米編、アメリカ編とテーマは変わり、したがって作品もそれぞれ異なっているのだが、さっと眺めた感じでは、変わり映えがしないような印象を受けがちとなる。

 また、9か月間、作品の入れ替えはない。だから、地元民は年に1回行くだけで、複数回訪れる人は少ないのではなかろうか。製作工程や、経費的問題により難しいのかもしれないが、1年に2期とか、展示品の順次更新とかをすれば、リピーターも増えるのではないかと思う。




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