新生丹波;丹波篠山の滝;山陰海岸GP;大山元谷;桝水高原;鏡ヶ成湿原

新生 丹波篠山市 
     投稿日:2019/07/11、No.547

 昨年11月、兵庫県篠山市にて、市名を「丹波篠山市」に変更することについての住民投票が行われ、投票者の56%が賛成し、本年5月から市の名称が、従来の篠山市の前に丹波を付けることになった。

 丹波とは、そもそも古代から、現在の京都府から兵庫県にまたがる地域または行政区の名称であった。人口や面積では、京都府の方が兵庫県よりかなり大きい。また、丹波は、黒豆などの農産品や観光のブランド名として大きな力を持っている。

 ところが、2004年、兵庫県氷上郡の6町合併で、新市名が「丹波市」に決まった。この時は、綾部市などは「丹波は地域全体の総称。大きな混乱が心配される」と再考を求めたり、批判意見が少なくなかった(京都新聞)。

 今回の「丹波篠山市」への改称は、篠山市が「こちらも丹波だ」という主張だろう。

 市町村名は、決められた手続きに従えば、どのような名称にしようと自由なのだろうが、丹波市、丹波篠山市、(京都府)京丹波町が隣接していると、かなりの混乱や誤りも起こり得るのではなかろうか。
547.jpg
 7月9-10日、丹波篠山市を訪れた(写真:河原町妻入商家郡)。
 印刷物の大半は丹波篠山市と記されていたが、道路標識や看板では、従来の篠山市のままか、頭に丹波を書き加えたものも見られた。


丹波篠山の四十八滝(前) 
     投稿日:2019/07/17、No.548

 丹波篠山市北部、多紀連山の麓~中腹に筱見(ささみ)四十八滝というトレッキング景勝地がある。
548.jpg
 道路の終点に上筱見キャンプ場があり、そこからの登山道が八つの滝を巡る。写真は、下から2つ目の弁天滝と3つ目の肩ケ滝である(7月10日)。

 稜線に上るまで、八つの滝が始終(しじゅう)流れているので四十八滝と呼ばれるようになった、と看板に書いてあった。これらの滝は、かつて行者達の修験道修行の場だったそうである。

丹波篠山の四十八滝(後) 
     投稿日:2019/07/20、No.549

 丹波篠山観光協会のウェブサイトには、「丹波篠山には多紀連山をはじめ、登山やハイキングコースがたくさんあります」と記されており、どこか手ごろなコースをハイキングしたいと思ったが、個別のルート図や距離、高低差、所要時間などの説明はなかった。

 より詳細な情報を得ようと、同観光協会と市役所観光課に出向き、「篠山市登山マップ」を入手した。

 そのマップの「筱見四十八滝コース」は、「夏には渓流が、秋の紅葉が美しい、多紀連山県立自然公園のコース」と紹介されていた。ハイキングはここに決めた。

 登山口の看板には「四十八滝周回コース(約二時間)は登山に適した服装、装備を着用して下さい」とのみ注記されていた。常識的には、このような場合、特別な登攀用具を指しているわけではなく、トレッキングシューズ、帽子、手袋、予備衣服、雨具があれば十分である。

 五つ目の滝あたりから、急斜面には土木現場で使われるトラロープが張られており、さらに上部の岩場には鎖が吊り下げられている鎖場(写真:10日)が数箇所あった。
549.jpg
 ロープも鎖もしっかりと固定されていた。若いときだったら、こういう鎖は補助的に支えとする程度だったが、今回の岩場では100%鎖に頼ってしまった。

 もしロープや鎖がなかったら、このコースは間違いなく上級者向けである。

 八つの滝上部まで、標高差約350 m、所用1時間30分、下りは林内の普通の登山道を55分だった。


丹波市 -E135- 
     投稿日:2019/07/30、No.551
551.jpg
 丹波篠山からの帰途、丹波市青垣町の国道の交差点に「丹波市 -E135- 子午線通過点」と記された看板が目にとまった(写真:7月9日)。

 知らない人は、「これは何だ」と思うだろうが、「東経135度の子午線がここを通過している」ことを示している。

 東経135度子午線は、日本が明治時代に定めた日本標準時の基準である。つまり、地球一周360度を24時間で割り、ロンドンからの時差9時間を掛けると、360 x 9/24 = 135度となる。

 この135度線は、明石市が有名だが、北は京丹後市(京都府)から、豊岡市、西脇市、明石市、淡路市(以上兵庫県)を通って、紀伊水道におよんでいる。

 なお、この看板の子午線は、明治時代から長く使われてきた日本測地系における135度Eであり、2002年から採用されている世界測地系(地球回転楕円体の形がわずかに異なる)では、東経134度59分53.2秒である。すなわち、現在の東経135度線はここより約180 m東を走っている。


山陰海岸GP最西端 
     投稿日:2019/08/04、No.552

 山陰海岸ジオパーク(GP)は、京都府の丹後半島先端経ヶ岬から、兵庫県を経て、西は鳥取市青谷町に及んでいる。

 GP内をいくつかに分けた地域をエリアと呼び、その中の見どころや自然の名所をジオサイトと言うようである。

 山陰海岸GPの最西端ジオサイトは、鳥取市西端の青谷町勝部(かちべ)地域であり、不動滝コースと八葉寺(はっしょうじ)コースが推奨されている。7月15日、この二つのコースを散策した。
552.jpg
 写真は、青谷海岸から約5 km内陸の八葉寺子守神社横の、かつての火山活動による安山岩溶岩の台地に形成された岩窟である。奥行きは結構ありそうだが、石灰岩の溶食によりできた鍾乳洞ではない。

 この岩窟は、鳥取市の天然記念物に指定されているが、自然の力でえぐられてできた、と記されているだけで、詳しい成因は未解明か未調査なのだろう。


大山元谷ハイク 
     投稿日:2019/08/09、No.553

 標高の高い涼しい所でハイキングをしようと、8月4日、伯耆大山へ向かった。目指すコースは元谷までの往復である。

 大山情報館(標高740 m)から大山寺を通って大神山神社までの約35分は、舗装または石畳道で、一般の観光客も多い。
553.jpg
 そこから林の中の登山道に入り、35分で元谷(1020 m)に着いた(写真)。元谷は、土砂崩れの多いガレ場の谷で、何段か砂防目的の堰堤が設けられている。

 写真の中央奥の林の中に急な登りの登山道があり、そこを40分ほど上ると一般登山道の5合目(1250 m)に合流する。

 4日昼間(11~14時)の米子市の気温は32℃だった(米子気象観測所)。標準の気温減率を用いると、5~6℃低いはずで、元谷では約26℃だったと推測される。

 その温度の割には、非常に蒸し暑かった。下界は晴天だったが、写真で分かるように、元谷より上部は濃い霧であった。米子の湿度は75%前後と高かった。

 霧の中の湿度は100%に近いと考えられるので、元谷では90%程度と推定される。そのため、気温はまあそれ程高くはなかったが、かなり蒸し暑いハイクとなった。


桝水高原ウォーキング 
     投稿日:2019/08/15、No.557

 大山周辺にはスキー場が、北斜面のホワイトリゾート(4エリア)、西斜面の桝水高原、南方の奥大山と鏡ヶ成、計7箇所ある。

 この内、スキーリフトが夏期も運行しているところは桝水高原のみである。8月5日、このリフトを利用して、標高900 mの展望台へ上った(写真)。
557.jpg
 麓の江府町、伯耆町、南部町を俯瞰し、遙か遠くは霞んでいたが、出雲から境港へいたる島根半島を望むことができる。

 リフト上駅から、大山古道の横手道を経由してリフト下駅の駐車場へ戻った。緩い下り坂、全長3 kmのブナ林内の快適なウォーキングだった。


鏡ヶ成湿原 
     投稿日:2019/08/20、No.558

 鏡ヶ成(標高930 m)は、大山主峰の南側、烏ヶ山(からすがせん、1448 m)、象山(1085 m)、擬宝珠山(ぎぼしやま、1110 m)に囲まれた盆地状の高原である。
558.jpg
 その高原の東隅、象山と擬宝珠山の鞍部の低地(標高900 m)に鏡ヶ成湿原がある(写真:8月5日)。従来は植物の種類が豊富で、鳥取県では希少な山地の湿原である。

 この湿原は、周囲の山からの流入水や融雪水で涵養されているが、近年、乾燥化が進んでいるそうである。

 例えば昨冬、大山AMeDAS(標高875 m)における最深積雪は109 cm(2019年2月)で平年値の65%、また今春夏(4~7月)の総降水量は平年値の91%だった。 

 鏡ヶ成湿原には、池(池塘)、ススキ草原、ササ原、低木林がモザイク状に分布しているが、水の供給が少なく乾燥が進むと、ススキ、ササ、ハイイヌツゲなど陸化を示す植物が優勢となり、最終的には広葉樹の森林へ変化する可能性がある(湿原の案内板より抜粋)。

 そのため、今年の春、環境省、鳥取県、江府町、鳥取大学、休暇村協会、サントリーHDなど産官学の10団体で鏡ヶ成保全再生活用協議会が発足し、協働で保全再生に乗り出したそうである。



$

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント