瀬戸内・備前・播州 散策(2020.12ー21.1):牛窓、頭島、鴻島、坂越、龍野

牛窓の町
投稿日:2021/02/07、No.719

 岡山県南東部に位置する瀬戸内市の3つの町の一つが牛窓町(うしまどちょう)である。この町は、大都会(岡山市)から距離的には近いが、南と東は瀬戸内海に面し、鉄道や国道が入り込んでいない、人口約6,000人の比較的のどかな小規模な町である。

 牛窓町には大きな工場などはなく、「日本のエーゲ海」と称し、観光に力を入れている。また、小豆島に次ぐ日本のオリーブ産地である。
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 写真は、牛窓町の丘の斜面に約2000本のオリーブの木が植えられているオリーブ園である(2020.12.14)。そこから望む瀬戸内海の内、手前がフェリーで5分の前島(242ha)、遠景が小豆島である。

 牛窓の海岸沿いには、港町として栄えた江戸時代から昭和時代の面影を残した街並みがある。特に酒造の発祥地や、旧銀行の赤レンガ建物などは見応えがある。
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頭島一周ウォーキング(前) 
投稿日:2021/01/16、No.713

 インターネットで瀬戸内海の島々を調べていた時、頭島(かしらじま)を徒歩で一周した行動記をブログで見た。周囲約3kmの小さな島だが、ぐるりと一回りすれば、360度異なる海の景色を眺めることができそうなので、大いに魅力を感じた。

 以前は船でしか行けなかった頭島だが、数年前に岡山県日生から鹿久居(かくい)島を経由して大橋で結ばれたので、地元民や旅行者にとって格段に便利になった。
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      遠景は日生の町、右は備前日生大橋(鹿久居島より)

 先(12)月14日、橋を渡って頭島に入り、すぐ近くの公営駐車場に車を置き、ウォーキングを開始した。

 島内には、主要な集落を結ぶ周回道路が走っている。その道路からところどころ枝道が伸び、その先は歩道となって、私有地か海岸で行き止まりになる(写真)。
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 したがって、行ったり来たりしながら、島を周遊することになった。歩くことが目的なので、これもまた良し、である。

頭島一周ウォーキング(後) 
投稿日:2021/01/19、No.714

 面積0.6平方km(=60ha)の小さな島ながら、人口は319人(2015年調査)と比較的多い。

 主要な産業は、底引き網漁およびカキ養殖である。写真は、漁港の一つである。沖合には、日生港から離島を結ぶフェリーが走っている。
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 観光シーズンオフの12月なので、観光客の姿は全く見かけなかったが、頭島には民宿やペンションが多数ある。海水浴やマリーンスポーツ、釣り、ミカン狩り、および新鮮な海の幸を目的とするようである。
DSC02155.JPG 頭島たぬき山展望台(55m)より大多府島(近景)と小豆島(遠景)を望む
 
 この度の頭島探訪は、完全な一周とはならなかったが、気温8℃の寒風の中、島を3分の2周、延べ約5km、所要2時間のウォーキングだった。


別荘地の離島(鴻島) 
投稿日:2021/02/02、No.718

 瀬戸内海には、外周100m以上の島は727島あるそうである(1986年海上保安庁調査より)。それらの内いくつかの島は本州-四国間の橋で結ばれているので、車で通過すると、いつ島へ上陸したのか、出たのか分からないことが多い。
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 写真は、頭島の西方、備前市沖合にある離島の一つである(2020.11.21, フェリーから)。本欄No.714(1月19日投稿)の写真の左遠方にも見えている。

 遠くから見た時、島の斜面の白い点々は何だか分らなかったが、近づくと家々であることが分かった。しかし、漁師の家なら海岸沿いにあるはずだし、山腹のミカン園でも住宅は平地にあるのが一般的だと思う。

 ネットで調べたところ、この島は面積209haの鴻島(こうじま)で、瀬戸内海に面した斜面の家はすべて別荘であることが分かった。

 離島なので、1日数便のフェリーを利用する他はないので、別荘に通うのは不便と思いそうになるが、かえってそれが「海外」の趣きがあって魅力的なのかもしれない。


坂越の古い町並み 
投稿日:2021/03/02、No.724

 兵庫県南西部、赤穂市の東端に港町坂越(さこし)がある。最寄りの交通機関はJR赤穂線の坂越駅(徒歩30分)、また山陽新幹線や高速道路はさらに内陸側を走っているので、観光客がぶらりとここに立ち寄ることは多くはなさそうである。

 江戸時代、瀬戸内海有数の廻船業地だった坂越は、北前船寄港地の一つとして日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落」の構成文化財として認定された(2018年)。
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 坂越の町には、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家、豪壮な船主屋敷、社寺など、古い町並みが残されている(赤穂市教育委員会による)。
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 写真(1.27)は、港の正面の『旧坂越浦会所』で、江戸時代末の行政・商業などの事務所である。現在は、資料館・観光案内所として公開されている。なお、ここは「重要伝統的建造物群保存地区」ではない。


龍野商家町・醸造町
投稿日:2021/02/24、No.723

 西播磨たつの市にある城下の商家町並みを散策した(2021.1.26)。ここは2年前に、国の「重要伝統的建造物群保存地区」の119番目に選定された地区である。

 ここの特徴は、薄口醤油の発祥地として醸造業で栄えた龍野城下の商家町であり、江戸時代から昭和戦前期の頃の伝統的建造物が良好に残っている。また、醤油醸造のための広大な土蔵造の建物や洋風建築等の醸造関連施設もあり、現在は資料館や土産物店として活用されている。
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 写真は、「かどめふれあい館」で、明治後期に建てられた町家を、現在地で原形に沿って再建したものである(現在は市民の集会所)。2階の窓の金属の丸格子が特徴的である。

 歴史的な町並みを保存していくため、地区内で建物の新築、増改築、取り壊し、門・塀の修理、機器の設置等、外観の変更を行う場合、市への許可申請が必要となる。原則として、デザインや色彩等の外観が、町並みに調和することが許可の条件になる。

 これらを満たした場合、工事費のかなりの割合(8/10~6/10)が市(国)から補助されるそうである(たつの市HPより)。



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